三つ子を連れ歩いているとよく言われる質問のひとつ。
「三つ子なんだから市から特別な手当あるんでしょ?」
な・い・で・す!!!
ありがたいことに、三つ子がNICUやGCUに入院している時は市の高額医療費助成で入院費はほとんどかかりませんでした。
筆者の入院費も、生命保険から出る手当と、出産一時金(三人分もらえます!)で、2ヶ月半入院したのにも関わらず、退院時は1円も払わずに済みました。
しかし、退院してからのミルク代・オムツ代、3人分の沐浴や洗濯物の回数が増え、さらには季節が冬に差し掛かっていたのもあり水道光熱費が跳ね上がりました。
水道代に至っては、倍以上の値段になっていたからか、検針の紙に「漏水はありませんでした」って書かれるくらい(笑)検針のお姉さんが前回からの値段の上がり様にびっくりしたんでしょうね。
他にも、驚くほどお金はかかります。
我が家はもともとステップワゴンに乗っていたので車の買い替えは必要ありませんでしたが、ご家庭によっては車の買い替えが必要になったり…。
高価なチャイルドシートは買い足さなければならず(お住まいの地域によってはチャイルドシート購入の助成金があるところも!)、一日でなくなるお尻拭き、新生児の頃はオムツも一日一袋あっという間に無くなっていました。
シャンプーやボディーソープだって赤ちゃん用のものがあっという間に無くなります。
それなのに!それなのに!国や市から多胎児への助成金はありません。強いて言えば子ども手当が人数分もらえて、3人目からは減額しない事くらいでしょうか。
地域によってはお祝い金が出たり、保育園に預けている方は2人目半額、3人目無料というのもあります。お住まいの地域によっては妊娠中の検診で使うチケットが倍出るところも。
ですが!多胎児を理由にお金が受給されるとか、そんなことはありません。
1回の出産で3人も産んで、この少子化にだいぶ貢献しているつもりなのに。
多胎ママって、本当に忙しい!だからお金で解決できる事はそうしたい…。
でも湯水のようにお金があふれてくる訳ではない。
すぐサイズアウトする洋服、食費だってかさむ一方。
それなのに消費税はあがるし、インフルエンザの予防接種だって子供は2回もうけなきゃいけないのに完全自費(我が家は子供だけで2万4千円の出費でした)。
この国は本当に子供を増やそうと思っているのでしょうか?
文:maco
このコラムを読んでくださってる方で、多胎児助成金がある地域に住んでらっしゃる方がいらっしゃいましたら、コメント欄にてぜひ情報お寄せください!
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