双子(多胎)妊娠=管理入院のイメージがありましたが、私が出産した病院では、特に管理入院などはなく、経過が順調なら37週で帝王切開の予定でした。
(初期から35週までは2週間ごとの検診でした)
今回は、管理入院がなかった私の双子出産の体験談をご紹介します。
36w2d 陣痛!?前駆陣痛!?
いよいよ予定帝王切開まで残り1週間、というこの日。翌日には術前最後の検診を控えていました。
35週あたりからは少し動くだけでお腹が張るような感覚がありましたが、35週の検診でも問題なく、子宮頚管長も十分と言われていたため、すっかり安心していました。
午前中に長女と散歩に行き、午後も少し買いものに出掛けました。
16時半頃から生理痛のような痛みありがあり、前駆陣痛?と思うも、まだ大丈夫だろうと普通に過ごし夕飯も完食。
突然の入院
20:30すぎ
痛みの感覚が短くなってきたので念のため病院へ連絡。
今から来るよう言われ、入院セットを持って病院へ。
長女の時は経腟分娩だったので、どのくらいの痛みで連絡すればいいのかわからなくて、結構ねばってしまいました…
このあたりから涙腺崩壊。当時2歳の上の子と予定より早く離れることになったこと、お腹を切ること、色々な不安が一気に押し寄せてきました。特に上の子と何日も離れて過ごすことが初めてだったので、突然入院するかもしれない申し訳なさで涙がとまりませんでした。
21:30頃
病院に到着し、内診とNSTを行いました。
NSTの最中も娘のことや36週で生むことの不安で何度か泣いてしまったのですが、看護師さんたちがたくさん励ましてくれました。
子宮口は指一本分しか開いてないけど、定期的な張りがありこのまま陣痛になりそうなため緊急帝王切開することに。
なんだかんだ、まだ生まれないと思ってたので驚きました。
いよいよ手術室へ…!
22:50
手術室入室。
麻酔のために背中を丸めるのが難しく、針で背中ぐりぐりされて地味に痛かったです。そしてちゃんと麻酔が効くのか、とても不安でした……
手足に保冷剤を当て、麻酔の効きを確認して手術開始!
手術中は頭の方に先生(?)が1人ついてくれて、ずっと話しかけてくれていました。
お腹を切られている感覚は全くなく、「切ってますよ~」と言われるまで気付きませんでした。
ついに誕生!
「もうすぐですよ~」と言われ、しばらくしてから
23:26長男誕生。
ふにゃふにゃ泣いてるのが聞こえる。
23:27次男誕生。
こちらも泣き声聞こえて安心。
赤ちゃんを取り出す瞬間、お腹を押される感じがした等の経験談を目にしていましたが、私の場合は全くわからなかったです。
その後処置をしてもらいながら2人を近くに連れてきてもらいました。思ったより小さいけど元気そうで安心。長男は新生児室へ、次男はNICUへ。
NICUに入院するかの基準は病院によって違うようです。私の病院は2300g以下はNICUでした!
長く感じた産後の処置
双子が手術室から出た後、術後の処置をしてもらいましたが、この時間がすごーく長く感じました。
処置をしてもらっている間、先生達がたくさん話しかけてくれて和やかな雰囲気でした。
ですが、時間が経つにつれ次第に吐き気が・・・。
血圧をあげる点滴をしてもらい回復。
出血は1300くらいで双子の帝王切開では少ない方とのことでした。(予定では2000くらいだったそう。)
1:00過ぎ
処置が終わりMFICUへ。
このあと麻酔が切れてからの後陣痛がつらすぎてもう二度と出産したくないと思うほどでした。
今回の妊娠出産で一番つらかった後陣痛
病室へ戻り、麻酔が切れてから後陣痛の痛みで寝られず…。一日中痛みと痛み止めの影響で朦朧としていて、この日はほぼ記憶がありません。ひたすら耐える日でした。
(薬のアレルギーがあり、弱めの痛み止めを使っていたため通常より痛かったのかも…)
担当の看護師さんが、胎盤が1キロ以上あったこと、真ん中と端についていると言われていた臍の緒は左右対称についていたことを教えてくれました。(見てみるか聞かれましたが、グロいの苦手なので断りました。)
この日はベッドで寝たきりでしたが、点滴、導尿の菅、足には血栓予防のポンプ、後陣痛の痛みもあり身体を動かすのがとにかくつらかったです。痛み止めが切れる度にナースコール。うとうとしてもすぐに痛みが来て5分くらいしか眠れず、動けないので気を紛らわすこともできずに痛みに耐えるのみでした。
長男と初めての面会
産後8時間
午前中に長男が部屋に来てくれて、寝たままでしたが少しだけ抱っこできました。後陣痛がすごく痛かったのですが、長男を抱っこしている間は不思議と痛みが和らぐ気がしました。
妊娠高血圧→産後まさかの低血糖
長男との面会が終わり、再び痛みに耐えるだけの時間がきました。
夕方から震えと汗が止まらず。痛みのせいかと思うも、なんだかおかしい。ボーッとする感じもあり血糖値をはかってもらうと、66くらい。低血糖のため甘いゼリーを飲む。夜にも同じ症状でもう一度ゼリー。点滴に糖分をいれてもらいました。
ちなみに血糖値をはかってもらうまでに2度ほど低血糖かもと申告しましたが、帝王切開後にはよくあることだからと取り合ってもらえませんでした。もし同じような症状になった場合、自分でおかしいと思ったら何度か言ってみたほうがいいです!
日付が変わるまでひたすら痛み止めをいれてもらい、0時すぎ、ようやく痛みが落ち着いて眠れました。
産後2日目。食事スタート!
朝起きると痛みがだいぶ楽!痛み止なしでもなんとか耐えられる!
点滴での痛み止めからカロナール内服になりました。点滴が外れて解放感!!
朝ごはんは五分粥と通常食のおかずでした。(本当はお昼ごはんからの予定だったからラッキー♩)
お腹すきすぎてて一気に完食しちゃいました!
食べるとごろごろと腸が動いて腹痛が・・・。朝食後、予防のためにカロナール内服。
地獄の歩行練習
その後10時から歩行練習!
まずは起き上がる練習。帝王切開の傷が痛く、普段なにげなくしている動作ができない!ようやく起き上がったものの立ち上がることも難しく、看護師さん2人に支えてもらいながら、ようやく立ち上がり歩くことが出来ました。
結局、ベッドに腰かけるのに10分、部屋の入り口まで歩いて戻るのに10分かかりました。
当は産後1日目から歩行練習だったけど、手術終わった時に日付をまたいでたからってことで2日目から歩行練習にしてもらいました
足のポンプと導尿の管をはずしてもらい、部屋の中なら自由に歩いていいと許可がおりました。何度か歩くうちにだんだんコツをつかむものの、ベッドから立ち上がるまでが難しかったです。
13時頃、産後初めてのトイレへ。経膣分娩のときよりトイレは楽だと感じました。
次男と初めての面会
14時すぎ、車イスを押してもらい新生児室に長男を見に行くもまた寝てる。
そのままNICUに行って次男の面会。こちらも寝てましたが初めてのだっこをさせてもらいました。小さくてかわいい。保育器に入っている次男を見て、安心と不安と色々な感情で涙が止まりませんでした。
NICUで面会している間に、MFICUから大部屋へ荷物を運んでもらいました。
(個室がない病院でした…)
長男初めての授乳
大部屋へ移動し、夕食前に長男の初授乳。片方五分吸って満足してまた寝てしまう。
消灯前にも授乳。今度はギャン泣きで来て両方五分ずつ+ミルク。満足してすぐ寝ちゃう。
ようやく長男が目を開けてるところを見れた!次男とそっくり!
産後入院中の過ごし方
コロナ禍で面会が一切なかったため、入院中は自分のペースでゆっくり過ごせてよかったです!
(授乳や搾乳やNICUの面会でなんだかんだやること多かったですが)
授乳以外の時間は、長男は新生児で預かってもらい、NICUの面会に行ったり部屋でゆっくり休んで過ごしました。
夜間の同室もひたすら断り続け(笑)、産後3日目あたりの胸の張りが強くなるあたりから夜間授乳だけしていました。
夜間も新生児室で預かってもらい、授乳のタイミングで部屋に連れてきてもらいました!(おむつも変えてから連れてきてくれてありがたかったです)
退院日の退院指導も、退院前最後にNICUの面会に行きたいと相談したら、経産婦ということもあり担当助産師さんに要点だけ教えてもらいました。
産前もお腹が大きく熟睡できていなかったので、入院中はとにかく体を休ませたくて、看護師さんにはたくさんお世話になりました。本当に感謝しています!
入院中つらかったこと
とにかく産後の後陣痛がつらかったです。経産婦で多胎妊娠ということもあり、子宮の収縮が激しかったようです。産後すぐは子宮収縮の点滴もしていたようですが、あまりの痛みに外してもらいました。
あと、産後食事がとれるようになってからはお腹にガスがたまることで腹痛もありました。産後はなかなか便意をもよおさず、腹部の膨張感がありました。酸化マグネシウム錠を処方してもらい、解決しました。
最後に、コロナ禍での出産を控えている方へ
コロナ禍で面会も立ち会いもできず、特に初産の場合、心細く感じる方も多いと思います。
新生児室に預けることに罪悪感を感じる方もいるかもしれません。(私も一人目の時、なるべく同室しなければ…と思っていました。)
でも、退院後は赤ちゃんのお世話で忙しくなるため、入院中はゆっくりできるチャンスです!退院後に万全の状態で育児をするためにも、産後はとにかく休むことが大切だと思います。
たくさん看護師さんに甘えて、体力の回復と心の休養を大切にしてください!
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