3〜5歳の子どもの考え方・感じ方をピックアップしてお伝えします。
この時期の子どもの考え方や感じ方、そしてこの時期の親の困り事をを理解することで、イライラせずに課題を解決することを目指す記事です。
3〜5歳の子どもを理解する
ワクワクがいっぱい!なんでも学べる!
この頃の子どもは、頭脳はかなり発達し、自分がなんでも学べるということを知っています。ありとあらゆることを知りたがり、ワクワクがいっぱいの時期です!
なんで?どうして?とにかく知りたい!
新しいものを目にすると、知りたくてしょうがないのがこの時期。
名前は何?
なんのためにあるの?
どういう仕組み?
どうしてあんな動きをするの?
大人を質問責めにすることも度々あるでしょう。
子どもにとっては「あそび」が仕事!
この頃の子どもはごっこ遊びを通じて人の気持ちを感じる練習をはじめます。
お母さんごっこや、ヒーローごっこなどの「ごっこ遊び」では、他の立場に身を置き、その人の目でものを見る経験をしています。
共感する力の発達にとっても大切な力を養います。
ごっこ遊びに限らず…遊びは子どもの脳の発達にとっても大切!
モノを分解したり元どおりに組み立てたり…
自分には理解力があると実感します。
絵を描いたり歌を歌ったり…
芸術を通じて自己表現する自信を持ちます。
口喧嘩をうまく乗り越えた経験は…
人との衝突をもっと上手に解決する自信に!
あそびの時間をたくさん作ってあげましょう!
お手伝いをしたがる
ママのやっていることを観察して、手伝いたがります。
生活していくうえで必要な技術を覚えたり練習する時期です。
この時期の育児の困りごと
とにかく親を質問責めにします。
紙って何からできてるの?
パルプって何?
どうやって作るの?
アリって何からできてるの?
時には親の答えられないような難しい質問も…!!
答えても答えても、止まない質問責めに「面倒臭い」と感じることもしばしば…。
この時に、面倒臭がらず丁寧に答えてあげることは、子どもがこれから学ぶためのしっかりした土台を築くことに繋がります◎
子どもの好奇心を大切にすること
=子どもが学ぶ喜びを味わうことです。
全ての質問に対して、科学的な裏付けに基づいた答えをしなくても良いのです。
子どもの疑問に思ったことや、考えたことは大切なことだね。と伝えたり
答えの探し方はたくさんあることや、答えを調べたり、問題を解決したりする楽しさを伝えましょう!
危険なことも知りたがる
高いところから飛び降りたら?
火をつけたら?
ママのお気に入りの皿を落としたら?
危険なことも知りたがり、ここでルールを学びはじめます。
ルールの根拠を深く理解すればするほど、ルールを守る可能性は高くなります。
大人は「してはいけない理由」「ルールの理由」を丁寧に説明してあげましょう!
危険なことをしそうになった時、子どもの行動を抑制すると「なんで?」と返ってくることがあるかもしれません。
これはあなたに反抗的な態度をとっている訳ではなく、純粋に理由を聞いています。
この時の「なんで?」は
「は?何言ってるの?」ということではなくて
「鳥はなんでお空を飛んでいるの?」と同じ「なんで?」なのです。
この時期のイライラを解消しよう!
お手伝いをしたがるようになった子どもたち。
最初は成長した喜びを感じていましたが、子どもたちはたくさん失敗します。「最初からできるはずない」とわかっていても、失敗を繰り返し、なおも好奇心を止まらない子どもたちを前に「手伝ってくれない方が早く終わるんだけど…」とイライラしてしまうことがあるかもしれません。
そんな時はこの時期の発達段階を思い出しましょう。
この時期の子どもたちは学ぶ気持ちでいっぱいの時期、いろんなことを知りたがり、やってみたがります。
お手伝いを後押しする=子どもが学ぶチャンスを作り出しています。
さらに、繰り返し練習させてあげることはあなたが子どもの技術や能力を高く評価していると伝えることです「自分はできるんだ」と思えれば新しい物事の習得にもっと自信をもてるようになります。
子どもの「お手伝い」のために、いつもの家事がもっと大変になってしまうこともあるでしょう。でも、その経験は何事にも変えがたい子どもが自分の能力に自信を持てるようにすることに繋がるのです。
このように、子どもの発達段階を理解していれば、子どもの挑戦する気持ちを尊重してお手伝いをさせてあげたり、難しいことがあった場合や、どうしても急ぎたい時には「よーく、見学していてね」と言って、自分がどんなことをどのようにやっているかを子どもに伝えることができるでしょう。
コメント