連載「イライラママを卒業したい!セーブ・ザ・チルドレンからの処方箋」より、6〜12ヶ月の子どもの考え方・感じ方をピックアップしてお伝えします。
この時期の子どもの考え方や感じ方、そしてこの時期の親の困り事をを理解することで、イライラせずに課題を解決することを目指す記事です。
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6〜12ヶ月頃の赤ちゃんは…
喃語がはじまります
泣くことが減り、笑うことが増えてくる時期です。
喃語もはじまるでしょう。
喃語には返事をしましょう◎
赤ちゃんは自分が話すと親が耳を傾け、返事をしてくれることを学びます。
コミュニケーションを促す最初の一歩になります。
時折大人にとって「奇声」と感じるような大きな声を出すことがあるかもしれませんが、それも発声練習の1つ。
あなたに恥をかかせたり、怒らせるためにやっているのでは絶対にありません。
この時期の育児の困りごと
後追いをしたり、夜泣きが始まるかもしれません。
泣き続ける理由がわからず、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
この時期の赤ちゃんは、ママが部屋を出ていったことはわかるけど、戻ってくるということを理解できません。
なので、少しでも姿が見えないと、とても不安に感じてしまうのです。
また、この時期は身体や脳のリズムが整ってくる時期でもあります。
毎晩同じ時間に赤ちゃんが泣く=身体や脳にリズムができている証拠。
泣くのも脳が「整って」くるための自然な反応です。
他にも
- 歯が生える時。痛む時があるけど「痛い」と伝えられずに泣いていたり
- 病気の時。「辛い」と伝えられずに泣くこともあるでしょう。
この時期のイライラを解消しよう!
子どもが後追いがはじまると、他のことが何も手につかず途方に暮れてしまいますよね。
常におんぶをしながら家事…という人も多いと思いますが、身体的に疲弊してしまい、イライラスイッチが入りやすくなってしまうことも。
赤ちゃんがなぜ、後追いするのか?
この時期の発達段階を思い出してみましょう。
この時期の赤ちゃんは、ママが部屋を出ていったことはわかるけど、戻ってくるということを理解できません。ママが少しトイレに行っただけでも、今生の別れのごとく泣いてしまうのです。
このことを理解していれば、イライラせずに
見えない場所に行く時も
「10秒で戻るからね、イーチ、ニー…」と声をかけ続けて
ママがそこにいることを伝えたり
キッチンに椅子を持ってきて
家事をしているところを見せてあげたり
泣いてしまっても
離れる時に「必ず戻る」と伝え
戻った時にぎゅーっと抱きしめてあげることで
「必ず戻ってくる」という安心感を伝えたり…
お子様の気持ちに寄り添った対応ができるでしょう。
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イライラママを卒業!
各年齢のモノの見方を知り、課題解決をしよう!
- 0〜6ヶ月頃:泣くのは自然なこと
- 6〜12ヶ月:夜泣きはリズムが整う証拠
- 1〜2歳:冒険の始まり!
- 2〜3歳:想像力が育まれる
- 3〜5歳:なんでも知りたい!
- 6〜9歳:我が子の気質を把握しよう!
- 10〜13歳:自立心を尊重しつつ、身の安全を守る
- 14〜18歳:親と反対のアイデンティティを試すことも
▼第一回 はじめから読む方はこちら
子育ての目標を意識して、イライラママを卒業!
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【参考文献】連載「イライラママを卒業したい!セーブ・ザ・チルドレンからの処方箋」はこちらの書籍を参考に、内容を抜擢・筆者の経験と交えてご紹介しています。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ書籍もご覧ください。
▶︎ジョーン・E・デュラント 「ポジティブ・ディシプリンのススメ」