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ふたご・多胎児のクラス分けアンケート結果

ふたご・多胎児クラス分け アンケート

双子、三つ子、四つ子…生まれてから同じ環境で育ってきた多胎児の子どもたちが、はじめて、それぞれ個別の環境の中で過ごすことになるのが「クラス分け」ではないでしょうか?
ここでは、読者のみなさまからの意見を元に「多胎児のクラス分け」に関する情報をご紹介します!

あらすじ

新年度の双子・多胎児のクラスは分ける?分けない?


600人を超えるご回答をお寄せ頂き、68%が同じ、32%別々にすると解答。

双子・多胎児のクラス分けでみんなが考えていること

親の負担が少ない方

クラスを同じ or 別を希望される方の双方で目立ったのが「親の負担が少ない方」でした。

同じクラスを希望!

宿題や、配布物、時間割もすべて一緒で親が把握するのがラク

担任の先生が同じなので、親↔先生間のやりとりが一回ですむ

同じクラスにすることでクラス便り〜毎日の準備物まで全て一緒というのは、多胎育児ならではのラクさかもしれませんね。
親が準備しなければならないうちは、特に助かります!

授業参観の時に同じクラスの方がラクだから

授業参観をはじめ、行事参加のラクさを理由に同じクラスを希望される方も多かったですが「親の行事参加がラク」なのは必ずしも同じクラスとは限らないようです…。↓

別のクラスを希望

行事が見やすいと思い同じクラスにしたが、発表会や運動会で立ち位置が離れてしまうので一方が撮影困難に。今年は別クラスを希望

園の参観はクラス毎に、親の都合で日にちを選べます。年少同じクラスで2人で私の取り合いをして終了、年中は別クラスでそれぞれの成長をじっくり感じられました

園や学校の方針や行事の内容によっても〝親の行事参加のしやすさ〟は異なるようです。
事前に問い合わせたり、先輩ママと繋がって情報収集しておくと心強いですね!

忘れ物をしても、それぞれ貸し借りし合っているので親はラクです!

毎日の準備物が同じではないからこそ、教科書や学用品を忘れた時にもお互いで貸し借りし合えるというのも安心ですね!

子どもの精神的な影響

次にクラスを同じ or 別を希望される方の双方で目立ったのが「子どもたちの精神的な影響を考えて」の理由でした。

同じクラスを希望

まだ一方が、頼りがちでクラスを分けるのは不安

まだ小さいので、通園の安心感を優先し同じクラスを希望です

別のクラスを希望

園でも家でも一緒に遊んでいたので、来年からは別クラスで友だちを増やして欲しい

2人が依存しあってしまうから三歳児から別にします!

  • 特に年齢の小さい子ほど「安心して欲しい」という願いを込めて→同じクラス
  • 年齢が上がってくると「自立して欲しい」という願いを込めて→別クラス
    を希望される方が多かったです。

双子・多胎児を同じクラスにする理由

ほかにも「双子・多胎児を同じクラスにする」と答えた方の理由として挙げられたのは下記の通りです。

  • 保育・教育の質を平等にしたい
    担任の先生によって変わってくる教育の質を平等に
  • 多胎児たちに家族としての距離感だけでなく〝友だち〟としての関係を築いて欲しい
  • それぞれが互いの監視役
    自分では報告しにくいことも、兄弟がこっそり教えてくれて安心。という方も
  • 1クラスしかない
    保育園や、地方の学校では1クラスしかないところも多いですね。
    「別のクラスにしたい」という気持ちがあっても選びようがないですが、同じクラスでもそれぞれの社会やお友だちの輪を作る工夫はできるので、ぜひ過去の記事を参考にして下さい。

双子・多胎児のクラスを別にする理由

  • 園でも家でも常に一緒にいるので自立して欲しい
    双子の絆は生涯の健康にも好影響があるといわれる一方で、それぞれが困った関係になってしまう双子依存も心配ですね。
  • 間違われたりせず1人1人見てもらいやすい
    間違われてしまって、一方の失敗を他方が責められてしまったり、もう一方のテスト回答が戻ってきて当人間のプライバシーが守られなかったりしてしまうのも、多胎児ならではの悩み。
    別クラスにすることで、多胎児ならではのつらさを軽減できるかもしれません。
  • 試しに分けてみた
    双方試してみるという方も
  • それぞれの友だちが増える
    特集「#多胎でよかったこんなこと」で、大人になった多胎児からの意見でも多かったのが「友だちが増えやすい」ことでした
  • 2人で協力していたずらを…物理的に距離をおくことで緩和
    双子の団結力があるからこそ、それぞれのケンカにも便乗して2対1でやり合ってしまうかも!?と不安に思う方も

ママ自身が双子という方で「私は別クラスがよかったから」という意見も見逃せないですね!

「園や学校の方針で」は、変えられる!

また一定数居たのが「園や学校の方針で 同じ or 別 クラス」という意見でした。

同じクラス

  • 小学1年生のクラス分けは同じ園だった子は、同じクラスなるという小学校の決まりで同じクラスでした!
    小学校により、1年生のうちは同じ園出身の子を同じクラスにする小学校もあるようです◎
  • 親は別々を希望していましたが、園から親の負担についてアドバイス頂き、同じクラスを勧められた
    前述の行事などの負担について、園から説明があり、園の勧めで同じクラスに決めたそう。
  • 初年度のみ一緒で、その後は別々というのが学校の方針
    初年度のみ、慣れるために同じクラス、もしくは希望制。翌年からは別々のクラスという園や学校が多いようです。

別のクラス

  • アメリカの双子事情。お互い依存してしまうという理由で幼稚園から基本別クラス
    個を大切にするアメリカでは、双子同士が共依存の関係になってしまわないように、基本的に多胎児は別クラスになるそう。
  • 園の決まりで別々に。親の負担は大きいです。本人たちは最初は寂しそうだったけど、慣れてからはとても楽しそう!二人だけの世界から広がったのは良かった!
    親の負担は大きいが、子どもの世界が広がった!と思えたママも。
    同じクラスでも、別クラスでも…良い部分を見つけて活用したいですね!
  • 初めての園生活は、親も子も不安で同じクラスに。来年からは園の方針で別クラスになるが、それぞれ個々に園生活を楽しんでいるようなので、別々でも大丈夫だと思っています!
    初年度ならではの不安も、翌年に「大丈夫!」と思えてから別々のクラスにしてもらえるのも良いですね!

双子・多胎児も十組十色。我が家の多胎児に合わせた選択を

双子は必ず別クラス/同じクラスと決めている園や学校もありますが、多胎児が同じ/違うクラスのどちらがいいという絶対的な答えは存在しません

方針として掲げられている多くは「前の双子のときはこうだったから」と前例と踏襲していたり、過去の成功体験から残っているものであることが多いようです。

とはいえ、双子・多胎児の関係性も十組居れば、十通りの関係性があります。
「〝双子だから〟〜」と決められるものではありません。
我が家の多胎児、それぞれの子どもたちの様子に応じて、毎年考えるのがベストとされています。

園や学校の方針と〝我が家の希望〟が違うときの記事を参考にしてみてください。

同じクラス・別クラスの両方を経験できる園を選ぶ

特に幼稚園で多いのが異年齢が混ざった「縦割り保育」を実施している園です。
多くの縦割り保育実施園では、縦割り期間とは別に学年活動も実施しているので、縦割りクラスでは別・学年活動では同じ…と両方を経験できる園もありますね!

園選びの参考にしてみても良いかもしれません◎

参考にしたい意見

  • 幼稚園はずっと一緒。小学校から別々に。双子依存していた部分があれこれでてきたが…幼稚園の思い出を語り合っているのを見ると「幼稚園は一緒。小学校からは個々で」として良かった!
    ずーっと一緒ではなく、期間を決めて同じクラスの時間を楽しめたのが良かったという方も。
  • 年少は同じクラス。年中は別クラスにしました。元々「二人の世界」というものがなかったので、来年は親の負担を考え同じクラスを希望しようと思っています。
    元々、双子同士でずっと遊んでいる…という訳ではなく、それぞれ個々にお友だちと遊んでいるので、同じクラスでも別のクラスでも関係性は変わらない…と感じたママも

軽視できない「双子依存」

そもそも依存症って?

「◯◯依存症」という病気は、人格や人生を変えてしまうこともある、とても深刻な病気です。
どの依存症も、根本的には対人関係が関与していると言われ、特にお互いに害のある困った関係になってしまうことを「共依存」と言います。

双子依存って実際にあるの?

多くの多胎児当人が、多かれ少なかれ、双方との依存関係に悩んでいるそうです。

  • 一緒にいないと漠然と不安になる
  • 一人で行動、意思決定できない
  • 共通の友だちができた場合に、取られた・盗まれたと感じてしまう
  • 相手にパートナーができた時に嫉妬、嫌悪感、虚無感を抱く
  • 高齢になっても互いに嫌がらせし合い家族に迷惑をかけている

このような困った関係になってしまうのはとても辛いですよね。
海外では多胎児固有の関係性について相談できるカウンセリングもあるそうです。

まとめ

多胎児のクラス分け…親として、とても悩みますよね。
世界的にも「ふたご・多胎児の権利の宣言とニーズの声明(COMBO)」という声明で

「学校における多胎児のクラス分けについて、毎年検討して、一緒にするか別々にするかどうかをそれぞれの多胎児ペアのニーズごとに考えることが必要」と明記されています。

それぞれの子どもたちのニーズに合わせて、毎年ベストな選択ができるように、園や学校とも相談をして決めていきたいですね!

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この記事を書いた人

双子ちゃん、三つ子ちゃん、四つ子ちゃん…
多胎児ママによる多胎児ママのためのキュレーションサイト「多胎マム(tatai.mom)」です。

多胎児ママの大変さや、楽しさ…暮らしに寄りそう情報を配信します!

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