同じクラスの場合に心がけたい4つのポイント

双子や多胎児が同じクラスの時に配慮したいポイント

多胎マムではこれまで、クラス分けに関する考え方や研究などを紹介してきました。
同じクラスの方がメリットが大きいと判断した方や、当人や保護者の意志に関係なく「1クラスしかない」という場合もあると思います。
ここでは、多胎児が同じクラス内で過ごすときに配慮したい4つのポイントを紹介します。

園や学校で同じクラスの時
配慮したい4つのポイント

point1 見分けやすくしましょう!

一卵性では特に注意したいことですが、二卵性でも家族が思っている以上に他人からは「似て」見えるものです。
以前、双子の関係にもタイプがあることを紹介しましたが、一心同体タイプの傾向が強い多胎児は似た者同士でいたいと思い、同じような行動をとりたがります

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しかし、他の人たちと関わるような場面では、それぞれ別々の個として接してもらいやすくするため、簡単に見分けられるように、服装や髪型で区別つきやすくする工夫も重要です。
子どもたちがおそろいを着たがることもあると思いますが、おそろいの色違いや、同系色の形違いなどの似てるけど違うコーディネートも楽しめると思います。

また、学校の場合は席をできるだけ離してもらうの有効です。先生やクラスメイトが場所で見分けがつけやすく、席が近い子たちとそれぞれの交友関係を作りやすいという利点もあります。
また、容姿が似ていることで、賞罰が間違った方に与えられてしまった場合、取り違えた原因や再発防止策を考えてもらうのも大切なことです。

point2 比較しない

福井大学の小児神経科医、友田明美教授は不適切な養育によって脳が萎縮してしまうことを脳科学で明らかにしてきましたが、兄弟で比較することも不適切な養育になるので注意が必要だと警鐘を鳴らしています。

多胎児は普通の兄弟よりも比較される機会が多いので、大人が思っている以上に傷つけていることもあるかもしれません。

「もう一方よりも〜だ」
「あなたの方が〜だ」
と比較する言い方は、言われた方だけでなく、双方の自己肯定感を減じます。

双子の担任経験のある教師の多くは、「比較せずにぞれぞれを見ることが大切であること」に異論はないものの、取り組む姿勢や成績などを悪気なくつい比べてしまうことがあります。

「●●(双子の1人)は外遊びが好きなのに、○○(双子のもう1人)は座って本読んでばかりだな〜」等。
悪気はなく、『双子なのに違うんだなぁ〜』という単なる感想として発言している場合がほとんどですが、本人たちにとっては優劣をつけられているように感じます。また、双子でも、当然ながら、1人1人尊重すべき個人だということは重ねて確認しておく必要があります。

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教師が保護者面談などで1人の子を対象として話していても、もう一方の子を話題に出してしまうこともしばしばあります。学業成績や学級活動などでは努めて多胎児どうしを比べないように注意したいものです。

また、特に一卵生の場合には、成績があまりに似ていることにも驚かないで下さい。双子同士でカンニングしたのではとあらぬ疑いをかけられることもあるようです。

point3 校外活動で別々になる機会を作る

小学校入学後もずっと同じクラスになる場合は、多胎児にとって内でも外でも常に行動を共にして、別々に行動する機会が非常に限られてしまいます。
学童期にずっと一緒にいることは、その時は安心でも、思春期にどちらかに恋人ができたり、成人期に就職した時などに、自分が1人でいることへの不安や困難につながることもあります。

クラブ活動や習い事などで別々になる機会を作るのも1つの手ですが、それぞれの送迎が大変だったりで非現実的な場合もあると思います。
協力してもらえれば親戚や友達などとともにそれぞれ別々のお出かけを計画してみるのも、四六時中一緒にいる多胎児にとっては新鮮な経験になるかもしれません。

point4 多胎ママの常識≠世間の常識

家族からみると多胎児それぞれが個性的ですが、学校の先生やクラスメイトからすると、やはりセットで見られがちです。多胎児について、お母さんが当然と思っている常識やマナーも、周りの人にとっては初耳なんていうことも多くあると思います。

同じクラス内でも、班分けなどで別のグループにするように配慮してもらうだけでそれぞれの経験ができて、いい刺激になりますが、先生によっては双子をセットとして、当たり前のように同じ班にしてしまうこともあるので、一言伝えておくだけでも違うかもしれません。

先生に、多胎児だからこうして下さいと言うのは気が引けるかもしれません。しかし、先生は向学心のある方が多く、多胎児への配慮について知る機会を歓迎してくれることの方が多いと思います。

多胎児でもそれぞれに違った教育上のニーズがあることは至極当然のことのようですが、多胎児とあまり接したことのない人にしてみると、言われてハッと気づくこともあるでしょう。

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