4兄弟で2カ所の保育園に通園体験記
春から新入園のお子様も多いのではないでしょうか?
私は2歳児クラスの4月〜三つ子を含む4児を保育園に通園させています。
特に、4月〜6月までの2ヶ月間は子どものうち1人が別の保育園で、毎日2つの園に通園していました。
ここでは、多胎児が別の園に通う時のメリットやデメリットについて紹介しています。
三つ子のうち一人が別の園に
決定通知がきたとき
当時、上の子は幼稚園に通っていましたが、三つ子は自宅で育児していました。
私はすでに仕事をしていて、在宅ワークか、子連れ出勤をしながら、認可保育園に待機していました。
在宅ワークは子どもが寝た夜中に行っていました。
三つ子も断乳して生活リズムが整いはじめ、夜まとめて寝てくれるようになったので自分の時間が持てるようになっていました。
その時間を活用して在宅ワークを行っていましたが〝お仕事〟といえるほど、経済的な効果もなく〝一応就労している〟という程度でした。
また資格を活かし、日中も週2〜3程度で近所に新設した企業主導型保育園でパートしていました。
新設の認可外園だったため、三つ子を受け入れられる人数の空きがあったことも幸いで、認可の保育園が決まるまでは子連れ出勤させて頂きました。
職場の雰囲気も「子育てママの社会復帰を応援したい」という、かなり理解のある環境でしたが、さすがに3人連れて行くと、私が出勤する方が仕事が増えてしまうような気がして、申し訳なく感じていました。
また、私は仕事と家庭でのメリハリをつけられても、幼い子どもたちには(当然)難しいことで、園でもママにべったり…と、思うように仕事に打ち込めないことも悩みでした。
特別な役割のある日や、行事の時には我が子の1人・2人を親戚に預ける等していて、子連れ出勤する大変さや、小さい子どもを育児しながら働く大変さを常々感じていました。
その後数年たってみて、当時の園での写真を見返しながら、あくまでお仕事中の自分と子どもたちの写真が残っているのはすごく嬉しく感じています♩また、当時園に通わせていた他の親御様からも「職員が、我が子を預けている園というのに安心感があった」と言って頂くこともありました!
決定通知がきたとき
決定通知がきたのは2月。4月入園の案内でした。
誰かが落選する場合も考えていたので、兄弟4人共入園できることになり一安心でした。
通園先が2カ所に分かれてしまったことについては「やっぱり、そんなに甘くなかったか」と残念ではありましたが、全員同時に保育園スタートを切れるだけでもありがたいと感じていました。
2つの園の距離
通園先となった2つの園。
調べてみると200mほどしか離れてない、かなり近場の保育園で安心しました。
残念だった入園式
入園式は、同日・同時間の開催で、どうしても1カ所の入園式にしか出席できませんでした。
子のうち、1人だけビデオ等残せないことに申し訳なさを感じましたが、結局は参加した方の入園式でも、バタバタ過ごし、ビデオを録画する余裕はありませんでした…(^^;
別々の園に通わせて良かった点
別々の園に通わせてみて、園の個性がすぐに理解できたことが良かったです。
子の1人が通った A園
子の一人が通ったA園は0〜2歳児クラスを対象とした、良い意味で真面目な園でした。
園のルールや、園としてできること・できないことの線引きがわかりやすく、保育に対しても実直。ちゃんと勉強している印象。ベテランの方もいれば、若い方もいて、良い指導環境を作られているのも感じました。「安心して預けられる」まさにそんな施設で、保護者同士の会話で「ここより良い園が見つからない」という話題がでるほどでした。
保護者同士のつながりも濃く、休日や近隣でイベントのある時には同じ園に通うお友だち親子と参加している印象。最終的に2ヶ月しか在籍せず、私個人としては他のママさんたちと仲良しになるまで至らなかったのですが、元々保護者同士の垣根が低いこともあってか、転園後も町中で見かけると気軽に声をかけてくれるのがとても嬉しいです。
子の3人が通った B園
子の3人が通ったB園は0〜5歳児クラスを対象とした新設園。
近隣に類を見ない広さの園庭ときれいな園舎。新卒の先生が多く、フレッシュな印象。
保護者への声かけが上手なベテラン園長が、若い保育士さんを大切にしていて、フォローしている関係性にアットホームな雰囲気を感じました。
A園と比べて良い意味でラフで、子の保育だけでなく保護者支援も大切にしているとのこと。準備する荷物はかなり少なく、園管理してくれる物が多いのも助かりました。他にも、多胎育児世帯である我が家に合わせた支援をご提案頂いたり、柔軟さに助けられています。
別の園に通園させる際に心がけたこと
通園先が2カ所になってしまったことについて、双方の園の先生たちが「これはお母様にとってすごく負担だと思います。最終的には(役所の)保育課が決定することですが、空きが出たら優先して移してもらえないか…と声をかけるつもりです」と言ってくれていました。
なので、いつかは全員B園に通えるだろうと思っていました。
それを見越して、A園に通う子がB園にいくチャンスを作ることを意識しました。
具体的には、送りはB園→A園の順に、帰りはA園→B園の順に行い、A園に通う1人がB園に滞在する時間を作るように意識しました。そのかいあってか、転園する前から、A園に通っていた子についても、B園の先生たちに周知でき、本人もすぐに慣れました。
1人だけ違う園なのが、むしろ良かった!?
多胎マムでも「双子クラス分け」関連の記事で紹介されていますが、A園に1人で通っていた子にとって、他の姉妹と離れて、一個人として自分だけのお友だちや先生との関わりが持てる時間はとても楽しかったようです!
入園当初の懸念事項はもっぱら、1人でA園に通う子のことでした。
1人だけ違う園で寂しいだろう…
慣れないんじゃないか…
と不安に思っていたのですが、現実はその逆でした。
誰よりも早く園生活に慣れ、慣らし保育も一人だけ、かなり早くショートカットできました。
生活態度や、心の成長も当時めざましく。
「正しい手洗い」(親指や手首を洗ったり)をしていたり
家では歌ったことのない季節の歌を暗唱していたり
お友だちの名前もすぐに覚えてきました。
なにより、本人が他の3人の子どもたちよりも楽しそうに通園しているのが印象的でした。
「このまま、居られるまで、この子は1人別の園のままで良いかも」と思ったほどでした。
2カ所通園で大変だったこと
やはり、日々の送迎が大変でした。
園までは家から車で片道10分かからない距離。2つの園も近く、歩いても3分かからない距離ではありましたが、家を出発して、園の準備をして子どもたちを先生に託し帰宅するまでに40分〜1時間かかることもありました。(当初は所要時間20〜30分くらいと考えていましたが、何かと時間がかかってしまいました。)
また、行事に関して、年間行事予定がことごとく同日でした。
私の場合は別々に通ったのは4〜6月までの短期間でしたので、イベントらしいイベントは入園式だけだったのですが、運動会・発表会…と、頑張って練習したのに親が見に行けないor参加できないのは、さすがに可哀想だったろうな…と感じています。
同じ園に転園した理由
6月に同じ園に転園できたきっかけは、同じA園とB園に兄弟を通わせる方がいたことでした。
その方は、上のお子様がB園の三つ子の2人と同じクラスで、下のお子様がA園に通っていたそう。我が家の三つ子の内1人が、A園に通っていると知り、保育課に「交換すればいい」と直談判してくれたそう。
A園は〜2歳児までの保育園なので、譲って下さったお母様は翌年また保活をしなければなりません。申し訳なく感じつつも、とてもありがたかったです。
現在の状況
2ヶ月で転園となった、A園の親御さんとは、ほとんど関わる時間がなかったのですが、街で見かけると「○ちゃんのママー!」と気軽に声をかけてくれるのがとても嬉しいです。
B園は各学年1クラスの園でした。
当然、三つ子も全員同じクラス。
クラスにおける我が子の割合が濃いのが心配でした…(^^;
家ではかなり野性的な喧嘩をするので(縄張り争い?や、何を言うでもなく大声で威嚇したり…保育士である私にとっても、多胎児を育てるまで見たことがなかった光景です)それをクラスに持ち込んでいないか不安でしたが、子どもたちに気づかれないように〝こっそり参観〟させて頂き、園では慎ましく、それぞれのお友だちと関わりながら、生活していること。
さらに、姉妹の誰かが泣いている時には何も言わずに近づいて、寄りそう姿をみて、感動しました!
家で不安に感じていた行動も「外ではしない」「場をわきまえている」ことを知り「家だからこそできる、甘えなのかな」と受容することができました。
それぞれ別の園で生活することも、常に一緒にいる三つ子の子どもたちにとっては、かけがえのないことなのかも…と感じたものの、親のわがままとして子の成長を感じる行事はどうしてもこの目でみたくて、同じ保育園に通えることになって良かったと思っています。
おまけ 2歳児10月頃の困りごと
朝の保育園での準備がカオスです。
コップ、タオル、連絡帳を所定の場所において、鞄を自分のロッカーにしまうという、スムーズにいけば5分もかからない簡単な準備ですが、園につくやいなや三つ子同士で遊びはじめてしまい、なかなか準備に取りかかれません。
親としては、自分で準備をさせたいのに、声をかけるくらいでは誰も動かず…一人ずつ「いっしょにやろうね」と手取足取り準備しようと、マンツーマンで向かい合っていると、遠くでブロック(かたずけが大変なおもちゃ)をぶちまけている音が…!!
「出勤時間に間に合わない!もうやってしまえ!」と私が準備してしまうと、それはそれで「○ちゃんのー!」「自分でー!」と、私が所定の場所に置いたコップやタオルを投げて、床に仰向けになって泣きわめきます…。
まさに、双子エスカレート症候群状態です…。
とほほ。
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