手軽にできる!おうちあそび一覧

虐待する前の最終手段を知ってますか?【#三つ子ママに必要だったこと】vol.2

2018年1月。三つ子ママが子の1人を虐待死させてしまった事件について、多くの多胎ママが「他人事ではない」といった感情を抱いていることがわかりました。
このような悲しい事件が、二度と繰り返されないよう【#三つ子ママに必要だったこと】と題し、多胎育児環境の現実や、今まさに多胎育児に苦悩する方々の気持ちによりそい、解決策を模索する特集記事として、現役多胎ママライターによるリレー記事をはじめました。
第2回は「虐待をしてしまう前の最終手段を知っていますか?」です。

自身も三つ子の母であるLinaです。
今回の事件を知り
産後の慢性的な寝不足。心身の疲労。
夫を頼ることの方が大変だったこと。
イライラを自分にぶつけていたこと…。

私自身の三つ子育児経験と重なる部分が多く「他人事ではない」と感じたうちの一人です。
私からは「虐待をしてしまう前の最終手段」についてお話させて頂きたいと思います。

あらすじ

虐待をしてしまう前の最終手段を知っていますか?

帰宅したら、家に泥棒が!
そんな時は「110番」で警察に通報しますよね。
突然、ふらっとしてしまい起き上がれなくなってしまった!
そんな場合は「119番」で救急車を呼ぶでしょう。
子どもたちの止まない泣き声に、今にも手を挙げてしまいそう!
…こんな時はどうしますか?
私自身、これまであまり考えたことがなかったのですが、今回の事件をきっかけに、同じように「今にも手を挙げてしまいそう!」という危機的状況が差し迫った時、どうすれば良いか?調べてみたところ…ありました!こんな時の緊急連絡先!

A.「189番」(いちはやく)

子どもたちの止まない泣き声に、今にも手を挙げてしまいそう!
そんな時は「189番」で子どもの保護を頼みましょう。
この番号は「児童相談所全国共通ダイヤル」

児童相談所(じどうそうだんじょ)とは?
通称「児相(じそう)」。子どもに関する相談に応じ、子どもが心身ともに健やかに育つことができるよう子どもや家庭を援助する機関。

児童相談所。ってどんなイメージでしたか?

私の中では
「親から子を引き離すような強い措置をする団体」
…と、少なからずネガティブイメージがありました。
でも今回の事件をきっかけに、そのイメージはガラッと変わりました。
育児が辛くてたまらない。
子どもに手を挙げてしまいそう!

そんな時に頼れる専門機関として認識を改めました。

虐待はダメ。ゼッタイ。

冒頭の悲しい事件のように、尊い命を失うことは誰も望まなかったことでしょう。しかし、亡くなってからでは取り返しがつきません。
外部機関の積極的な介入により、それを防ぐことは、とても大事なことだと思います。

「児童相談所」をもっと詳しく

身近な子育て相談などに応じる市町村
専門的な知識や技術を必要とする対応が児相

身近な子育て相談などに応じるのが、市町村の役割です。
児童相談所は、市町村との役割分担・連携を図りながら、専門的な知識や技術を必要とする事例への対応や、市町村の後方支援を行う機関です。
育児に関する相談も、専門的な角度からの調査・判定、それぞれのケースに応じた援助方針の取り決めなど、より専門性が高く、特別なケースに対応できる体制を整えています。

子どもを家庭からの隔離するなど
強い措置をとることができる

さらに児相には「一時保護」の権限があり、子どもを家庭から隔離するといった強い措置ができる力があります。
私にとってはこの点が、児相に対するネガティブイメージだったのですが、いざという時に強制的にでも、親子を加害者・被害者になるのを防いでくれる存在と捉えると、心強い存在ではないでしょうか?命あってこそ、親子関係の修復や再構築を検討することができます。
親も子も上下関係のない1人の人間として生存すべきかけがえのない命で、生存権こそ、なにより優先されるべきことです。

子どもを守るがゆえ、機密性が高い

子どもを守るための施設がゆえ、機密性が高く、施設によって支援や入所中の生活にはバラつきがあるようです。
とりわけ、大きいお子様にとっては突然はじまる集団生活や、外部との接触禁止(友だちに別れの挨拶もできなかった)といったルール等、児相での生活に対してトラウマに感じることもあるとの経験談も拝見しました。
できればこの一時保護を利用せずに、早めのSOS発信、(行政や関わった人たちが)そのSOSを見逃さないことが大切なのは言うまでもありません。

#三つ子ママに必要だったこと

「虐待をする前の最終手段」を知っておくこと。
手を挙げてしまう前に、すべき連絡があると知っておくこと。
極論になってしまったかもしれませんが、手を下してしまいそうな自分から子どもを守ってくれる機関があると知っておくだけでも、そのような危機的状況を未然に防ぐことにつながるのではないでしょうか?

私見

手前味噌ですが、事件当初から「多胎マム」が稼働していれば…
同じように大変な育児をする同士がいることを知り
「母親失格」と自らを追い込んだ苦悩も、多胎育児特有の苦悩だったと知ることができれば
同じ結果にならなかったのではないか…と感じています。

#三つ子ママに必要だったこと

#三つ子ママに必要だったこと、は多胎マムのフィロソフィーと同じだと思います。
①多胎育児の辛さや、大変さ、苦悩に寄りそうこと
②多胎育児を遂行し、楽しむための具体的な手法を提案すること

このような悲しい事件を繰り返さないためにも、当サイトで発信し続けて参ります。

公式LINEでプレゼント企画実施中🎁


友だち追加
タタイマムの公式LINEでは多胎育児家庭向けに常時プレゼントキャンペーンを実施中!
←友だち追加こちらから。
シェアで応援!よろしくお願いします
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

プチプラと時短が大好き♡
元幼児教育講師、現役保育士。
三つ子を含む4児母です。
休日の楽しみは、子連れお出かけ!
ストレスフリーに遊べる広々とした公園が気に入っています。

コメント

コメントする

あらすじ