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シロッカー手術で入院。バニシングツインのママと出会う【三つ子妊娠出産体験記】

▼第一回 三つ子妊娠前〜“三つ子”を受け入れられたときまでの話はこちらから
[clink url=”https://tatai.mom/32502/girls-birth-1/”] 今回は第三回。
子ども病院→大学病院へ2回目の転院後。
シロッカー手術と自宅安静についてです。
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2回目の転院。大学病院に初受診

妊娠15週6日。産後のNICU通院をみこして、実家からの通いやすさで転院を決めた大学病院を初受診。
初回から、産科長でベテランの女医さんが担当医でした。大学病院の産科長だなんて、勝手にお堅いイメージでいましたが、とても穏やかで、ちょっとした悩みも聞けそうな雰囲気の方で安心しました。
紹介状を見ながら、現状を確認。
気になっていた3人の羊水量も、状況変わらず…Cちゃんの羊水がほとんどなく、Aちゃん・Bちゃんの羊水差も少しある…といった状況でした。
インターネットで「妊娠初期 羊水過少」と調べた時に「スグに自然と戻りました!」と書かれている方も多かったので、少し期待していましたが…残念でした。
エコーの後はこれまでの産院で聞いてきた話をヒヤリングしてもらいながら今後の方針を決めました。

今後の方針

まず、近々で3日後〜
子宮の入り口を縛る手術(子宮頸管縫合術・シロッカー手術)と詳しい検査の為入院することになりました。
以前通っていた子ども病院では子宮頸管縫合術について「縛っても、縛らなくても、結果が変わらないというエビデンスがあって、うちでは余計なことはしない方針です」ということでしたが、この大学病院では「うちは縛るようにしています」とのこと。
郷に入っては郷に従え!と思い、大学病院の方針通り手術を決めました。
入院期間は1週間弱。
3人の子どもたちの様子も詳しく調べた方が良いようで、検査入院も兼ねた入院になりました。
他にも、これまでの産院でも聞いた通り

  • 長期間の管理入院が予想されること
  • 正規産での出産はほぼない=早産になるだろう

と説明を受けました。
1週間弱の短期間であれ、3日後〜入院というのは、私にとって急な出来事でした。
入院準備はしてあったので、慌てて準備…ということはありませんでしたが、入院中の長男の生活が気がかりでした。夫は仕事があり、頼りにできなかったので基本的に長男は実家で見てもらうことに。
結局この頃からほとんど自宅には帰ることができず実家が拠点になっていきます。
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シロッカー手術の前日に入院

妊娠16週2日。大学病院の初受診から3日後。頚管縫縮術(シロッカー手術)を受けるため入院しました。

頚管縫縮術(シロッカー手術)とは
子宮口が開いてこないように妊娠12-14週前後に子宮の出口(頚管)をしばる(縫縮)する手術のこと。
昔は多胎妊娠の早産予防として行なっている病院が多かったが、2000年以降、予防的に頚管縫縮術を行なった場合とそうでない場合に差を認めないとの研究が出て、現在は、予防的に行う病院と、そうでない病院がある。
※多胎妊娠とは別に、頚管無力症や頚管の手術を行なった人など治療として必要な妊婦さんは手術を行うことがほとんど

入院前の懸念事項はもっぱら長男のこと。当時2歳2ヶ月。人見知りもほとんどなく、実家の家族にも慣れていたのですが…やっぱり心配でした。
旅のしおりのように「長男くんが丸わかり!㊙︎攻略法」と小さな冊子を作って

  • 毎日の基本的な生活習慣・ルーティーン
  • 困った時に◯◯したらいいよ
    イヤイヤした時の私なりの攻略法 など
  • 余裕があれば◯◯して欲しいな
    寝る前には絵本を読んでるよ など
  • 好きなもの
  • 嫌いなもの

などを記載しました。
家族にとって参考になった…と言うよりは、私が作って安心したかったんだと思います。笑
入院病棟はMFICUという産科のICU。「品胎だから」と理由でこちらに入院。ICUなんてドラマの世界のようで、ハラハラドキドキ。ハイリスク妊婦を実感しました。
[s_ad] 入院当日も主治医と研修医の先生にエコーしてもらいました。A・Bちゃんの羊水差もほとんど変わらず。Cちゃんの羊水も増減なし。
今回はカラードップラー(血流)をじっくり診てもらって「血流は全然悪いことないし、心臓の動きも良い。この子頑張れる子だと思いますよ!赤ちゃんたちの生命力を信じていきましょう!」と前向きな言葉を頂いて少し安心しました。この主治医を信じよう!とも思えました。
他にも…
久しぶりの内診
医師からの手術の説明
麻酔科医から麻酔の説明
薬剤師から服用する可能性があるお薬についての説明
栄養士から食事(アレルギーの調査など)についての説明…
いろんな説明を聞いて、同意書にサインして…あっと言う間に過ぎた入院初日でした。
食事は消灯時間までOKで、明日の朝食と昼食は無し。
安静指示もなく、シャワーは20時までに浴びて、明日は体を拭くのみとのこと。
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シロッカー手術当日

妊娠16週3日。入院2日目。午前中に手術でした。
手術前から抗生剤の点滴をしました。
私にとって初めての部分麻酔でした。
下半身麻酔で「胸の下くらいまで麻酔が効きます」と説明を受けていましたが、いざ麻酔をかけると胸の上まで効いて怖かったです。「このまま喉まで効いて、呼吸できなくなったらどうしようー!」と怖かったのですが、麻酔科医の先生が余裕の表情で「ここから、呼吸が止まるまでは沢山の過程があるし、そうなったら全身麻酔にして呼吸もしっかり管理しますから、大丈夫ですよ。」と言ってくださり、安心しました。
術中は無理やりこじ開けてるような、凄い力(圧?)を感じました。大学病院ということもあり見学の学生さん?の出入りもあり、気持ちがソワソワしている間にあっと言う間に終了。
手術終了直後は「もう終わったんだ!あー無事に終わって良かった!」と思っていましたが…自分のベッドに戻って、気持ちが落ち着いてくると、お腹がギューッと締め付けられるような感じで何度も何度も、お腹が強く張りました。
「子宮の入り口を縛っているからどうしても子宮に刺激が加わって、張ってしまうんだよね〜」と説明されて「こんなに強く張るなら、やっぱり頚管縫縮術しなきゃ良かったー!」と後悔したくらい…このまま本陣痛にならないよね?と不安になる程でした…。
手術直後ということもあり、看護師さんもこまめに様子を見に来てくれていました。張りの強さも強く、感覚も短かったので「張り止めの薬を飲んだ方がいいかも?先生に確認します」と言っていたのですが、主治医から「もう少し様子を見て」と言われたようで薬の処方はなし。
看護師さんの内心「いいのかな?」と思っていそうなのが伝わってきて、ちょっと怖かったのですが…結局少しずつ張りは落ち着いてきて、夜中にはほとんどいつもと変わらないくらいになりました。
何となく寝付けなくて三つ子の名前を考えていました。
性別にこだわりはなかったつもりでしたが、気づいたら女の子の名前ばかり考えていました。笑
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理想的な出産の三つ子ママと面会

妊娠16週4日。手術翌日。
手術当日は強く頻回のお腹の張りに苦しみましたが、翌日は術後の副作用(お腹の張り)なく過ごせました。
院内で5日前に、我が家と同じ二卵性三つ子を出産された方が居ると聞いて会わせてもらいました。
その方、なんと36週での三つ子出産!
34週から管理入院していて、張り止めのお薬も使わなかったそう!3人と母子同室していて、退院も一緒にできると聞いてビックリ!
ずっとハイリスクだと言われ続けて、実際にCちゃんの羊水がほとんどなく発育遅延だし…
Aちゃん、Bちゃんにも羊水差が出てきていて「36週での出産なんて夢のまた夢!」と思っていましたが、実際に目の当たりにすると「私もこうなれるんじゃないか?」と根拠のない自信と、期待が…

“36週”

特に私にとって「36週」というのは特別なタイミングでした。もちろん、正期産というのも目指したい理由の1つでしたが、私にとって36週にこだわりたい理由はもう1つありました。
もともと出産予定日が4月末で、36週以降に出産できると予定日の学年で出産できる。36週未満だと、早生まれで一つ上の学年になってしまうという状況でした。
ただでさえ、小さく生んでしまうであろう、この子たちを早生まれにさせてしまうのは可哀想…
むしろ、4月以降に出産できれば、未熟児であれ、同じ学年の子たちともほとんど差を感じずに過ごせるのではないか…と考えていたからです。
このことは出産当日まで、ずっと悩み続けます。
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バニシングツインを経験された妊婦さんとの出会い

同じ日にもう1人の多胎妊婦さんとお話する機会がありました。
この方は双子ちゃんを妊娠していて、既にお腹の中で一人の子の心臓が止まってしまっている状況でした。凄く明るく、気さくな方で前向きに「入院頑張ろうねー!」なんて声をかけて下さり、私の状況も気にかけてくれて、色んな話を聞いてくれたり、話しづらいことも話してくださいました。
特に心臓の止まってしまった子が、最初は自然淘汰されると言われていたり、妊娠初期から羊水がほとんどなかったと聞いて…Cちゃんの状況と重なる部分があって、人事でない気がして胸の締め付けられる思いでした。
お腹の中で死んでしまったけれど、もう一人の子のためにママのお腹に残っていてくれてる。
心臓が止まってからもなお、双子の思いやりが感じられて…「一度に複数の赤ちゃんを授かる」って本当に特別なことなんだな。と、素晴らしい奇跡が自分に起きてくれたことに感謝しました。
同時に、改めてどんな結末になろうとも、この子たち三人の、もうお腹の中で始まっている命を大切にすること。「三人に感謝する」覚悟を確認しました。
もちろん、元気に産めることが一番ですが
そうでなかった場合も、悲しみではなく幸せの中で見送れるように。今、お腹の中に存在してくれていることに感謝する。生きようとしてくれていることに感謝する。幸せに看取るための覚悟でした。
1日のうちに、超理想的な出産像と
1番近い現実的な出産像を見て
内心は混沌としていました。
当時ドラマ「コウノトリ」が放送されていて、毎週欠かさずみていましたが、現実の方がもっとドラマな日常で、素直な気持ちで見れないこともありました。

退院

本当はもう一泊する予定でしたが、術後の回復も早く、ほとんど入院前と変わらずに過ごせていました。「上の子も寂しいでしょうし…」と先生が気を利かせてくれ、一日早く退院することができました。
もちろん、自宅では病院にいるのと同じように「横になって過ごすように」という条件付きでしたが、長男と一緒に過ごせるのがとても嬉しかったです!
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