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帝王切開時の卵管結紮・卵管切除経験談

あらすじ

はじめに

今回、4人目の出産、3回目の帝王切開により、卵管切除による不妊手術を行いました。
私が卵管切除に至った経緯や費用等の経験談です。
不妊手術の話なため、不快な思いをされる方もいるかもしれませんが、ご了承ください。

卵管結紮・卵管切除とは?

卵管結紮とは

卵管結紮手術は、女性への避妊(ひにん)手術で、女性の卵管を糸で縛ってしまう方法です。
卵管は卵子の通過路なので、卵管を縛る事で卵子の卵管の通過を防止し、妊娠をしないようにするものです。

卵管を縛っても副作用はなく、単に妊娠しなというだけで、女性としての機能は何も変わりません。生理(月経)も手術後に変化する事はありません。

卵管結紮には、上記画像のようにいくつか方法があり、バンド、電気メス、クリップでふさぐ、一部を切断して両端を縛るといった方法があるようです。

卵管切除とは

卵管結紮と同じく避妊手術で、卵管自体を全て切除(摘出)してしまう方法です。
近年、卵巣がんの発生は卵管に由来するものが多いと言われており、卵管を切除することで、卵巣がんも予防できると考えられているそうです。
また、卵管自体には妊娠の機能しかないため、妊娠を希望せず、卵管結紮を希望する方には、この方法も提案できると、担当の医師から説明を受けました。
但し、卵管への癒着が酷い場合、摘出困難なこともあるとのことでした。
※病院によって実施してない場合もあります

私は、こちらの卵管切除を選択しました

卵管結紮に至った経緯

卵管結紮を決断する方の中には、自ら望んでというより、医師に勧められて…という方が多いかと思います。
私自身も、医師から勧められるまでは、全く考えていませんでした。

今までの妊娠・出産歴

・2015年 双子妊娠で帝王切開(1回目)
・2018年 単胎妊娠で帝王切開(2回目)
・2020年 単胎妊娠で帝王切開・避妊手術(3回目)

勧められたタイミング

4人目妊娠、3回目の帝王切開の手術日付が決まった際(手術予定日から約2週間前)、医師から、4人目以上の妊娠、または3回以上の帝王切開となると、子宮破裂や大量出血のリスクが高くなり、もし妊娠して中絶することになっても、身体への負担や費用がかかるため、できれば妊娠しない方がいいと言われました。
もし、これ以上妊娠を望まないのであれば、避妊手術はした方が良いと。
そして、決断は出産の前日で大丈夫だから、その日までゆっくり考えるようにと言われました。

決断

これ以上妊娠を望まない
この言葉は、正直複雑でした。私自身、当初は不妊の期間があり、授かれる喜びを知っているからこそ、決断に迷いが出ました。

決断は前日でOKだったので、それまでゆっくり考えることができました。

そして、妊娠は自分1人の問題ではなく、家族の問題でもあるため、旦那と相談し、避妊手術を受けることを決断しました。

前日に入院し、診察を受けた際、担当医師に卵管結紮の希望を伝えました。そこで、卵管切除の選択肢の話があり、卵巣がん予防になること、避妊確率が上がること、ホルモンへの影響はないこと等説明を受け、その日(前日)の夕方までに決めるよう言われました。
その際、気になることは全て医師に聞きました。
ネットの情報を調べると不安になるため、ネット情報より、医師の言葉を信じました。
不安なことはどんな些細なことでも、全て質問することをおすすめします。
そして、旦那と話し合い卵管切除を選択しました。

避妊手術のメリット・デメリット

メリット

  • 妊娠する可能性が低くなる
  • 卵管切除の場合、卵巣がんの予防にもなる
  • ホルモン等への影響はない

デメリット

  • 妊娠が難しくなる
  • 保険適用外で費用がかかる

避妊手術を受けても、100%ではなく、ごく稀に妊娠することもあるそうです。但し、他の避妊法に比べると、妊娠の確率は確実に低くなります。そのため、手術後に妊娠を望んでも、難しくなります。
また前述した通り、卵巣がんの多くは卵管に由来すると言われており、卵管を切除することで、卵巣がんを予防できると考えられているそうです。
気になるのはホルモンに関することですが、卵巣は残るため、閉経が早まることもなく、影響はないと言われています。
手術費用については、後述します。

手術時間

私の場合は、帝王切開出産と同時に行ったため、+20分程度だったと思います。赤ちゃんが生まれて少し処置をした後に、『右側卵管を切除します』続いて『左側卵管を切除します』という声が聞こえましたが、手術中は私も体調が悪く、必死だったので、あまりよく覚えていません。

身体への影響

術後の変化は特にないように感じます。後陣痛や悪露の量が多い気がしますが、3回目の出産のため、そちらの影響のような気がします。
体調の回復状態も、ほとんど変わりないです。
ネットで調べると、生理不順になるとか、月経が長く続くというようなことが書かれていますが、卵管結紮者が、結紮してない人に比べて生理不順になるというような医学的根拠はないようです。
その後の身体状態の変化については、数年後に記事にできたらと思っています。

手術費用

前述しましたが、帝王切開出産は、保険適用となりますが、避妊手術は保険適用外となり、実費になります。私の場合、帝王切開出産時に動作施行のため、説明では実費で10万円程度と言われました。実際にかかった金額は、 97330円でした。
場所によっては、5万円程度で実施できる病院もあるようです。
また、私は卵管切除だったので、切除した卵管の病理解剖ができると言われました。病気が原因で切除した訳ではありませんが、せっかく切除したので依頼し、そちらも実費で2万円程度、実際には16300円でした。

最後に

正直、まだ出産したばかりということもあり、実感が湧きませんが、後悔はありません。
もともと不妊で悩んでいた私。短い期間でしたが、不妊治療のために病院にも通いました。そんな私が、4人も授かり、避妊手術をするのは、不思議でもあり、とても複雑でもありました。
ですが、生まれてくれた4人の子どもと、支えてくれた旦那に感謝して、これからも子どもたちを大切に育てていこうと思います。
同じように、医師から卵管結紮を提案され、決断出来ずに悩んでいる方もいるかと思います。私の経験談を1つの参考にしていただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

5歳の双子、2歳の女の子、0歳の女の子の4人の母です。
子どもたちが喜ぶ物を作ったり、一緒に遊べるものを考えたり、企画することが好きです。
主にインスタグラムを通して、多くの双子仲間と出会ってきました。
多胎育児での苦労や、多胎育児ならではの楽しみを、多胎育児中、妊娠中の方たちだけではなく、多くの方に多胎育児の情報を発信、共有したいと思っています。

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