双子の名前の変遷〜時代をうつす双子命名のトレンド〜

双子を多く入学させている、世界でも珍しい東京大学教育学部付属中等教育学校。
創立以来60余年で、およそ900組の双子たちが入学してきたそうです。
そこの村石幸正 副校長先生によると、双子の名前は時代を反映して変化してきているそうです。

今回は60年の命名に見る〝双子の捉え方〟をご紹介。

双子命名60年の歴史を考察

兄弟の順位がはっきりわかる名前

東大付属の学校創立の初期の頃は、家制度の意識が強くあり、特に男子の順位づけが明らかなに名前に表れていることが多かったそう。

「清一・良二」「雄二郎・亮三」「浩一・俊治」

文字数が揃って〝双子らしい〟
どっちが兄姉かわかる名前

しかし、しばらくすると文字数が揃って双子らしく、よくみるとどちらが兄/姉であるか想像できる名前に変わっていく。

「良幸・延良」「昭男・和男」(←The昭和なネーミング)、「健・康」
「千鶴子・万亀子」「美智子・美恵子」「仲子・良子」(←2人は仲良し)

〝双子らしい〟が序列がない名前

もう少し時代が下ると、双子の名前らしく対をなしているのはわかるけれど、兄弟姉妹の中で序列がないように平等に名付けられるようになってくる。

「和行・広行」「慎太郎・彰太郎」「巧大・拓人」
「麻里子・江里佳」「杏奈・玲奈」「綾・結」

より〝個〟を意識した名前

現代の双子の名前は、対をなしておらず双子を連想することができないような名前も見られるようになってきている。
双子というよりも、それぞれの個を大切にしようという考え方を反映しているのでしょう。
全体の流れで言うと、キラキラネームの反動から昭和ぽい名前に回帰する傾向もあるとか。

「伊織・新」「宏・大輔」「英彦・純」
「彩乃・雪音」「郁生・紗栄子」「遥・明日花」

まとめ

このように双子の名前は、双子に対する意識を反映して、時代とともに変化してきているのですね。
令和に生まれてくる多胎児たちを取り巻く環境はどのように変化して、どんな双子の命名がされていくのでしょうか。楽しみですね!

参考文献
東京大学教育学部付属中等教育学校 [編]『ふたごと教育』(2013)東京大学出版


多胎マム編集部

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