「今日も子どもに怒鳴ってしまった…」
「言うことを聞かなくて、無理矢理手を引っ張って歩かせてしまった…」
我が子の寝顔を見ながら、毎晩一人反省会。
こんなママ、きっと、私だけじゃないはず。
「たたかない、怒鳴らない、ポジティブな子育て」
…理想だけど
「理想」 だよね?
現実は毎日怒鳴ってばっかり…。
そんなキレイ事言う人いるの?
たたかない、怒鳴らない、ポジティブな子育て
発信元は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」
発信元は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)」。(一度は聞いたことはある?)
「子どもの権利」に関して世界規模で取り組んできた100年のながーい歴史をもつ団体。
世界中の自然災害や紛争の影響を受けた子どもに支援を行ったり、暴力から子どもを保護したり、妊産婦や子どもに関わる保健のこと、栄養のこと…子どもが「生きる・育つ・守られる・参加する」ために全力で取り組んでる団体。
そんな、子どもたちの未来を本気で良くしたい!と100年もの間活動してきたセーブ・ザ・チルドレンが満を持して提案する子育ての効果的な手法があるんだって!
その名も「ポジティブ・ディシプリン」
手をあげたり、怒鳴ったりではなく
でも、したい放題にさせるわけでもなく
日々の課題に子どもと同じ目線で向き合い
自信とちからを伸ばしていく子育ての考え方
ふむふむ。
言ってることは、すごく良いよね。
ポジティブ・ディシプリンを自分のものとすることで、子育てにあるストレスや不安を軽減させることが可能になります
おぉ!?
つまり、子育てにストレスを感じたり、不安に感じるママたちへの処方箋ってこと!?
「ポジティブ・ディシプリン」とは?
罰を与えるような「しつけ」をする子育てでもなければ、「何でもOK」な放任主義の子育てでもない。
子どもの自立と、人生で必要とされる力を伸ばすための子育ての手法。
特に大切にしているのは「非暴力」「共感」「自尊心」「人権」「他者を尊重する精神」を子どもに教えること。
「ポジティブ・ディシプリン」の実践 4つの原則
ポジティブ・ディシプリンには4つの原則があります。
- 子育てにおける長期的な目標を決める
- 温かさを与え、枠組みを示す
- 子どもの考え方、感じ方を理解する
- 課題を解決する
原則を1つずつ紐解いてみましょう。
原則1 子育てにおける長期的な目標を決める
我が子にどんな大人になってほしい?どんな人生を送ってほしい?
我が子に、どんな人になってほしいですか?
子育ての目標ってありますか?
困難に直面しても、自分を信じて壁を乗り越えられる人になってほしい。
人の気持ちのわかる、思いやりのある人になってほしい。
暴力を使わない大人になってほしい。
前向きに人生を過ごしてほしい。
こんな風に考えている人、多いのでは?
このような、「長期的な目標=どんな大人になってほしいか、どんな人生を送ってほしいか」を常に心に留めておくことが重要。
これが「ポジティブ・ディシプリン」のファーストステップです。
今、考えた「子育ての長期的な目標」「我が子にこんな人になってほしい!」忘れないうちに、メモしましょう!
怒鳴ってしまうのは大抵「今すぐ子どもの行動を変えたい」とき
子どもに怒鳴ってしまうのって、大抵「今すぐ子どもの行動を変えたいとき」ではないですか?
今すぐ、横断歩道を渡らせたい
今すぐ、兄弟をたたくのをやめさせたい
今すぐ、トイレに行かせたい
今すぐに!何かしなければならない!
そんなときに、焦りからイライラやストレスが引き起こされ、子どもに怒鳴ったり、傷つけけるような言い方してしまいませんか?
子どもを叩いたり、怒鳴ったりしたらどうなるの?
大人が子どもをたたいたり、子どもを傷つけるような言い方をすると、子どもは…
・自信をなくします
・びくびくして落ち込みます
・攻撃的になります
・怒りや敵意を覚え、関係を悪くします
・身体的に傷つきます
自信がなくてビクビクしている人。
攻撃的な人。
これって、あなたの「子育ての目標」と逆行していませんか?
今すぐ正しい方法を教えたくて、怒鳴ってしまう
マナーがなっていないから、しつけと思って、怒鳴ったり、力づくで制御する
今起きている目の前のことをどうにかしたい!と思って突発的にとった行動が
本当に子どもに学んでほしいこと(先ほどメモした「こんな大人になってほしい」)から、子どもを遠ざけてしまっているかも…。
子育ての「長期的な目標」に立ち返る習慣をつけよう!
今起きている、目の前のことをどうにかしたい!と思った時に
「長期的な目標」=「我が子にこんな人になってほしい」を意識することができれば
突発的に怒鳴ってしまったり、衝動的な対応を避けることができます!
もちろん「今にも、車に引かれてしまいそう!」など、命に関わる切迫した事情があれば別ですが
「今すぐ靴をはかせたい」
「今すぐ兄弟喧嘩をやめさせたい」
そんな時には「長期的な目標」に立ち返るように、意識しませんか?
予定の時間に3分遅れてしまうことより、この子がより良い人生を送ることの方が大切。
靴は片方、ママが履かせてあげて
もう片方は「自分でできるかな?」
靴に足を入れるだけでも
マジックテープをペタッとできただけでも
自分でできたことは「自分でできたね!」と一言、肯定してあげればその子の自信に!
兄弟喧嘩も、あれ?もしかしたら「人の気持ちがわかる人になって欲しい」を伝えるチャンスかも!
「やめなさーい!!!」と怒鳴るのではなく
「Aちゃんは、Bちゃんに使っていたおもちゃを取られて、怒ったんだね。取られて悔しかったよね。」
「Bちゃんは、Aちゃんが楽しそうに遊んでいるから、うらやましかったよね。」
それぞれの感情を代弁してあげましょう。
このあと、Aちゃんに「使いたい時は“かして”って言ってごらん?」…など、折り合いがつけられれば良いですが、そう簡単にはいかないことも…。
それでも「人の気持ちがわかる人」を伝えたいなら、気持ちを代弁して双方に伝えた。これだけで十分お手柄です!
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原則1「子育ての長期的な目標を決める」まとめ
子育ての目標を明確にする、意識する!
そうすると日々直面する課題を
子育ての長期的な目標に向かっていくためのチャンスに変えることができる!
目標を決めたら、その目標を達成するためのツールが原則2「温かさを与える」と「枠組みを示す」です。
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