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双子妊娠の産院選び マンガでわかる はじめての多胎育児 #3

こんにちは、双子ママの「よしはる」です。

「マンガでわかる はじめての多胎育児」と題して、多胎出産・育児についてマンガで連載してまいります!

連載3回目の今回は、MDツインを妊娠した山本さん産院選びのお話です!

前回のお話はこちら↓

このマンガはみなさまの体験をもとに作成した完全フィクションです
エッセイマンガではありません。

あらすじ

いきなり難題!双子の出産はどこでする?

※NICUとは…「Neonatal Intensive Care Unit」の略で、新生児集中治療室のこと
※早産の確率…2017年人口動態統計によると、37週未満の早産は単胎が4.7%であるのに対し、多胎の場合は50.8%

産院選びのポイント

漫画の山本さんのように、赤ちゃんが双子・三つ子とわかった瞬間、予定していた病院やクリニックでは産めなくなることが多々あります。
DDツインの場合は受け入れてくれる病院もありますが、特にMDツインとMMツインはリスクが高いため、緊急時に対応できないからと妊婦健診や出産を断られるためです。

多胎の妊婦健診・出産はNICUがある病院が望ましいです。
そういった病院は数が限られているため、必然的に選択肢が絞られていきます。

漫画で登場した「周産期母子医療センター」に指定されている病院は、NICUの設置が条件とされています。

また、通院できる範囲にNICUのある病院がなくても、緊急時に周産期母子医療センターと連携し迅速に搬送できる病院もありますので、そういった病院も検討してみましょう。
緊急時に搬送される可能性のある病院を把握しておくと、いざという時に焦らずすみます。

多胎の分娩件数が多い病院や、多胎向けの両親学級・多胎妊娠の情報を積極的に提供している病院もあり、多胎妊娠・出産の経験知識に長けている病院も安心です。

周産期母子医療センターには2種類ある

「周産期母子医療センター」には2種類あります。
ひとつは総合周産期母子医療センター」
もうひとつは地域周産期母子医療センター」です。
どちらも母体・胎児・新生児に対して高度な医療行為を提供する機関ですが、設置条件などが少し異なっています。

総合周産期
母子医療センター
地域周産期
母子医療センター
リスクの高い妊娠に対する医療や高度な新生児医療を行うことができる周産期にかかる高度な医療行為を行うことができる
産科・小児科のほか麻酔科や関連各科を有している産科・小児科のほか麻酔科や関連各科を有していることが望ましい
(ただしNICUを有する小児専門病院などは産科がない医療機関もある)
MFICUを6床以上、NICUを9床以上有している
(ただし人口100万人以下の地域はMFICU3床以上、NICU6床以上)
MFICUおよびNICUの病床最低数の基準はない
ドクターカーを保有し、要請のあった地域の医療施設へ派遣
関連医療機関からの救急搬送を受け入れる関連医療機関からの救急搬送や総合周産期母子医療センターからの戻り搬送を受け入れる

●参考文献
「周産期医療体制整備指針」(厚生労働省).参照日2023/06/13
「周産期医療体制」(厚生労働省).参照日2023/06/13

多胎外来のある産院

全国でも稀ですが、多胎妊婦・出産を専門に診る外来のある病院もあります。

  • 国立成育医療研究センター:多胎妊娠外来(東京都)
  • 大阪母子医療センター:多胎外来(大阪府)
  • 岡山医療センター:多胎外来(岡山県)         など

双子の産院選びのポイントまとめ

  1. NICUがある
  2. 周産期母子医療センターに指定されている医療機関
  3. 周産期母子医療センターの連携病院
  4. 双子・三つ子の分娩件数の多い病院
  5. 普段の通院のしやすさ、入院した時の事も考慮する

第4回山本さんのエピソード「膜性診断」こちら

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マンガでわかる はじめての多胎育児

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この記事を書いた人

2016年生まれの双子男児と2019年生まれの三男を育児中。双子は双胎間輸血症候群により29週で出産、超低体重児でしたが健康にスクスク成長中♪ フルタイムワーママ。

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