「多胎育児にサポートは不可欠」といいますが、実際当事者になってみると
育休はいつとってもらうべき?
期間はどれくらい?
育休中の生活費は? など
具体的なことが気になりますよね。
今回は「パパに育休をとってもらって良かった!」多胎ママのインタビューをご紹介します。
パパが育休取得した経緯
先輩双子ママからの助言がきっかけに!
妊娠初期から育休取得のアプローチ
私の親友が双子ママでした。
双子妊娠がわかり、その子に相談したところ「誰かのサポートがなければ1人では育児できない」とアドバイスを受けました。
特に「生後3ヶ月は記憶がない」と聞き、妊娠初期から夫へ育休が取れないか相談していました。
夫の職場「新生児は寝てるだけだから」
親友の「生後3ヶ月は記憶がないほど忙しかった」というアドバイスを基に、私は出産直後から三ヶ月間の育休取得して貰うことをお願いしていました。しかし、夫の職場では「新生児は寝てるだけだから、育休取っても意味ないんじゃないか」という意見があったそうです。
夫もその意見に同調していましたが、私は出産直後からの育休取得の考えを曲げず。結果、正解でした!(理由は後述)
パパの職場環境
夫の職場の上司とも顔見知りであったことや、双子妊娠ということもあり、夫の育休取得についてはパタハラ等もなく、円満だったと思います。
双子発覚時から育休取得する旨を初期段階で匂わせていたのも効果あったのだと思っています笑
夫が会社内での男性の育休取得第1号でした。前例が無かったからこそ、自由にできたのかもしれません。
育休中のパパとママの役割分担
妊娠中からパパの積極的な家事参加に助けられた!
多胎妊婦ということもあり妊娠30週頃からほとんど動けなくなりました。家事はもちろん、1人での外出も難しくなり、1日を寝て過ごす日々でした。
家事は夫にお願いし、夫も私の姿を見て、積極的に家事をしてくれて心強かったです。
産後の役割分担
産後の役割分担は、私(ママ)は自分のことと、赤ちゃんの授乳。
パパは家事、ミルク、オムツと周りのことをしてくれました。
帝王切開だったことと、産前の寝たきり生活で体力が著しく落ちてました。
階段を登るだけで息切れしていたので、病院から退院した直後の育児は、とても辛かったです。双子に授乳・ミルクをしてたら、あっという間に2時間近く経過していたので、「暇があれば寝たい」と常々言っていました。夫も、その姿を見ていたのもあり「自分にできることは…」と積極的にサポートをしてくれたんだと思います。
「新生児は寝ているだけ」と甘く見るべかず…
ちなみに、「新生児は寝てるだけだから」という職場の意見に同調していた夫でしたが、入院中に2時間ほど双子のお世話をお願いする機会がありました。
夫も「大丈夫だよ。子どもたちみてるから少し寝たら?」とやる気満々でしたが…
オムツ・ミルク・ゲップ・あやし・オムツ・ミルク・あ、もう片方また泣いた!!💦あやさなきゃ💦あ、もう片方も!!わー!!ウンチしたー!!🤪…という洗礼を受け、
「新生児は寝てるだけというのは…世のお母さんたちが寝かしている状態にしてくれている、ということだったんだね」と、甘く見てたことを反省してました。
家事のやり方は強要しない
掃除や料理も自分のこだわりがありましたが、強要はしないようにしました。また、自分の体調のいい時には子どもたちを見てもらって思い切り家事に専念する時間も作りました。
共に親として成長できた!
「夫婦」兼「戦友」へ
子どもたちの育児を最初から夫と一緒にしていたので、共に親として成長できました。
3ヶ月間の育休中。最初1ヶ月は私の実家に、残り2ヶ月は自分たちの家で過ごしました。産後特有のメンタルもあり、イライラすることもありましたが、自分なりに頑張ってくれている夫へ感謝の気持ちを忘れなければ喧嘩することもなかったです。
職場復帰する夫が「もうすぐ寝返りするのに…それを一緒に見れないのが本当に残念」と泣いてました。パパというより、共に戦った戦友という立ち位置の方がしっくりきます(笑)
パパの育休取得に悩む多胎ファミリーへのメッセージ
ぜひ育休取得してください!
ただし、職場には事前の根回しと、育休取得出来た時は感謝の気持ちを忘れず、振る舞いとして表すことが大事だと思います。権利ばかり主張しては円満に過ごせません。
また、男性は女性と違って親になる準備もホルモンも出ないので、ママは期待せず、一緒に成長させてもらいましょう!!
ちなみに、我が家では3ヶ月ほど無収入期間となりました。お金の準備もしとくと安心だと思います!
本記事は読者の方へのインタビューを基に編集部が作成致しました。〝多胎育児の当時者から当時者へ〟の理念の基、実際にご経験された方のメッセージをお伝えしております。
Special Thanks! @emi_twins2019
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