双子 産後ケア 福岡

【福岡市】双子ママが産後ケアを使ってみた【第一回】

女優の小雪さんも利用して一時期話題にあった「産後ケア」
産後すぐから母子で利用できる宿泊型・通所型・訪問型のケアサービスで、里帰り出産をしない方や、産後の人手不足が心配な方にオススメのサービスです。

利用してみたいけど、「本当に休めるの?」「費用は?」など、多胎ママたちが気になることを実際の利用者さんにインタビュー致しました!

今回はタタイマムTwitterの相互さんである「りんどうさん(@dnstnMIXtwins)」にお伺いしました。
りんどうさんは福岡市にお住まいの、2020年6月生まれのミックス双子ちゃんのママ。里帰り出産はせず、産後ケア施設利用(福岡市の産後ケア事業)をしたそうです。

「産後ケア」とは

産後の人手が足りない時や、産後すぐの育児に不安がある時に利用できるサービスの1つ。
一般的に地域の助産院がサービスを提供しており、①宿泊型、②通所型、③訪問型の支援に分けられます。

  1. 宿泊型
    母子で助産院に入院し、産後ケアサービスを受けられます。
    例えば、夜間まとめて寝たい時には助産院のスタッフに夜間授乳をお願いして、ママがぐっすり寝ることもできます。赤ちゃんのお世話が初めての場合には、専門家に授乳や沐浴等の指導を受けながら育児の練習をすることもできます。
  2. 通所型
    日中、母子で助産院に通いサービスを受けることができます。宿泊型と同様に、助産院のスタッフの方に赤ちゃんたちのお世話をお願いして、睡眠時間を確保したり、授乳のアドバイスや、乳房ケアもしてもらえます。
  3. 訪問型
    専門のスタッフが自宅に来て、サービスを受けることができます。入院型・通所型に比べて時間は短時間のものが多く、乳房ケアを目的とした利用が多いようです。

実際に利用してみた!りんどうさんへの11の質問

利用した産後ケアのタイプ(入院型、通所型、訪問型)は?

『入院型』です。 施設カテゴリーとしては『助産院』で、詳細は後述しますが、滞在中はスタッフが24時間常駐・対応しています。
※スタッフは全員医療の有資格者(助産師、保健師、看護師)です。

産後ケアを利用しようと思ったきっかけはなんですか?

コロナ禍もあって里帰り出産や実家・義実家(両方県外)のヘルプが見込めないこと、 初産で赤ちゃんの世話が初めてであることが理由でした。
またコロナ禍でマタニティ教室/父親母親学級等も行われず、出産したのは総合病院で赤ちゃんの扱い方について勉強する機会が無く… 施設で身体を休ませながら育児を学ぶ機会を得るのと、更に施設に入ることで新生児期のワンオペ期間を少しでも短くしようと思ってのことでした。

産後ケア事業は、どちらで知りましたか?

母子手帳交付時に、市の産後ケア事業者についての情報が書かれたチラシが同封されていたのがきっかけです。

利用した期間と実際の一日の流れを教えて下さい。

利用した期間は7日間です。

実際の一日の流れは、だいたい下記のような感じでした。

7時起床
8時朝食
10時沐浴(補助や指導あり)
12時昼食
15時おやつ
18時夕食
19時入浴
20時おやつ
21時就寝
午前3時頃夜間授乳

このスケジュールの合間に頻回授乳に対応しながらではありましたが、身の回りの事柄は全てお任せできたのと、授乳の合間は基本的にフリータイムなので、一週間丸々かなりのんびりできました。

ママはどれくらい休めましたか?

私が利用した施設は手厚い対応でしっかり休めました!
基本的に授乳時以外は、赤ちゃんと別室で横になって休んでいることを推奨されました。
スタッフの助産師さん(もしくは保健師さん、看護師さん等、日によって異なる)が一日中付きっきりで、食事や洗濯を含めた身の回りの事柄は全てやってくれました。 赤ちゃんのお世話も、こちらの体調に応じて対応してくれます。沐浴もお任せすることができましたし、また夜中もこちらが希望すればスタッフさんの方で対応してくれました。 日中でも身体がしんどい時には、任意で赤ちゃんとは別室でゆっくり休めたのは本当に良かったです。

産後ケアを利用してよかったこと

やはり『身体を休めることができる』『育児について学ぶことができる』の2点です。
また産後ケア施設で赤ちゃんの世話の手順や一日の流れ、そして我が子が泣く頻度を一通り学ぶことができたので、帰宅後も比較的落ち着いて対応できました。

逆に悪かったこと

特になし。
強いて言うなら助産院としてどちらかと言うと母乳育児を支援する所だったので、そこに対して強い抵抗がある方は少しキツイかもしれません。
※但し私は双子ということもあって、母乳と粉ミルクの混合栄養で育てることを最初からハッキリと伝えていました。授乳に関する指導はありましたが、ミルク育児にもしっかり対応してもらえました。 こちらの施設に限らず、産後ケア施設を利用する際はその辺りの方針が自分と合っているかを確認することもオススメします。

利用後体調の変化はありましたか?

やはり『ゆっくり休めた』ことのメリットは大きかったと思います。 緊急帝王切開での出産したが、しっかり寝て、栄養バランスのとれた食事をすることによって早く回復できたように思います。

実際にかかった費用と、産後ケア事業を利用する際の手続きについて教えてください

市の補助を利用し、7日間3食込みで約5万円弱でした。
本当は双子を連れて利用予定でしたが、1人が低体重で産後すぐNICUに入院したため、新生児1人のみ連れての利用でした。
双子共に利用していたら、もう1〜2万円金額が増えていたと思います(それでも安いと思いますが)。

産後ケア自己負担額(福岡市の例)
自己負担額多胎児加算
(一人につき)
ショートステイ
(入院型)
1日6,000円
1泊2日で12,000円
1日3,000円
デイケア
(通所型)
1日4,000円1日2,000円
※所得に応じた減免制度有り※2022年6月1日現在

実際の利用までの手続きは、少し煩雑だったと思います。
私が利用した際、福岡市の制度では、まず施設への申込→面談・見学→実際に利用という流れでした。 事前に施設に赴いて面談・見学をする必要があり、妊娠中に現地に行かなければならないのが少し大変かなと感じました。 (多胎妊娠の女性は妊娠中にあまり動き回れない体調の方も多いと思うので…これは私が利用した市の制度でのことですが、でも可能な範囲で事前に見学や面談はしておいた方が安心はできると思います。
また、現在はどうやら福岡市でも事前の見学は必須ではないようです。条件の詳細はご利用希望の施設やお住まいの市町村へ直接お問い合わせください。
施設が一日一組の利用だったため、出産日や退院時期が見えづらい多胎妊婦は退院後にすぐ利用できるか少し不安になる部分はあるかも?と思いました。
(予定帝王切開ならともかく、私のように急に破水して緊急帝王切開になった場合「急に出産となり○日に退院予定ですが、空いてますか?」とドキドキしながら問い合わせる必要があったので…。急な出産になった際の受け入れ態勢についてチェックしておく必要があると思います。)

産後ケア利用にあたり、周りの意見はどうでしたか?

お金がかかるので、最初、夫は正直あまり良い顔をしなかった部分がありますが… でも夫は育休を取得せず、私の完全なるワンオペ育児となることが最初から分かっていたので、話し合いを重ねることで利用へと至りました。

産後ケアを受けるか迷ってる多胎ママへのアドバイス

費用面での問題はありますが、初産・里帰り等のサポート無しの方は短期間でも利用する価値はあると思います。
産褥期の身体をしっかり休めることができる上に、夜間の頻回授乳が必要な新生児期のワンオペ時間を少しでも減らせて、更に赤ちゃんのお世話に慣れることができる、という3つの大きなメリットがあり、おすすめです。
お住まいの自治体による補助があれば、かなりリーズナブルに利用できるので、初めての育児に不安がある方は是非利用を考えてみてください!

まとめ

トータル的な金額を見ても、1週間で手厚いサポートを受けてこのお値段は安いのかな、という印象を受けました。
コロナ渦もあり、パパママ教室が中止されていたり、高齢の両親に頼れない等・・様々な事情があります。
また、総合病院の産科で出産した筆者も助産師さんや看護師さんとの関わりが少なかったと実感しているため、このように親密にサポートしてくれる施設は貴重だと思います。

福岡市の産後ケア事業についてはこちらをご参照くださいませ!(pdfが開きます)

↓りんどうさんがご利用になられた福岡市の施設情報はコチラ↓
●産後ケアハウス「ぷくぷく」

市区町村が主体となり「産後ケア事業」を展開していることが多いですが、そういった行政の支援がなくても助産院で独自に同様のケアサービスを行なっている場合もあります。気になる方は、お近くの情報を調べてみてください!

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文:maco

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