『寝かしつけから一体どのくらい時間がたったんだろう…。』
『まだやることがあるのに寝かしつけてたら一緒に寝落ちしてしまった…。』
『睡眠不足で昼間も頭がぼーとして、心に余裕がなくてイライラ…。』
ネントレでこんな負のスパイラルから抜け出すことができるかもしれません。
言葉は聞いたことがあるけど詳しくは知らない、やってみたいけど難しそうと感じている方もいるのでは?
今回は私のネントレ体験談をお話したいと思います。
ネントレとは
ネントレとは「ねんねトレーニング」の略。
起床・就寝、食事、昼寝の時間など、1日のタイムスケジュールを管理して生活リズムを整えながら、抱っこや添い乳なしで子どもが自力で眠ることができるようにするトレーニングです。
始める時期はいつでも大丈夫!早い、遅いはありません。やってみようと思った時が始める時です。
…けれど、ネットや本でやり方を知れば知るほど「毎日の育児の中で取り組むのはハードルが高いなあ~」と思う方が多いはず。
私も最初は「自分で眠ってくれたら少し楽なのにな」と思いつつも、寝不足で頭が回っていない中、ネントレに取り組む一歩が踏み出せませんでした。
ネントレを始めたきっかけ
私がネントレを始めたきっかけは3つです。
産後1か月半程で里帰りから帰ってきて自宅での生活が始まりました。
育児だけでなく家のこともやる日々がスタートし、夜十分な睡眠を確保したいと思ったのが1つ目の理由です。
我が家は旦那さんの出勤日は、いわゆる完全ワンオペ育児で、双方の実家も遠方なので、自分のメンタルや体力を保つためには夜しっかり眠りたいと思いました。
ある方からの「ママの身体、体調が第一だからね。ママが倒れたら元も子もないよ。」という言葉にも背中を押されました。
2つ目は、ネントレをすると子どもの生活リズムが整うので、それぞれバラバラな生活リズムをある程度そろえて、家事をする時間を確保したり、自分の時間に充てたりしたいと考えたからです。
3つ目は、双子のうち1人が生後3か月から2週間の予定で入院が決まっていて、その間もう1人は実家に預ける必要があったため、私がいないと眠れないという状態はなくしたいと思ったからです。
我が家のネントレ術
最初にもお話しましたが、ネントレは徹底してやる場合、1日のタイムスケジュールを管理しながら、寝かせる時は抱っこや添い乳なしで眠らせるというやり方です。
本など読まれたことがある方は分かると思いますが、もっと細かく決まり事があって、私にはハードルが高かったので、基本だけ取り入れて、マイルールを作りゆる~くをモットーに、生後3か月を迎えるまで続けてみようと始めました。
Rule1
眠る時は抱っこ、添い乳、添い寝、トントンはしない
本来は抱っこ・添い乳=睡眠としないようにしますが、我が家は一人が2週間ほど実家生活になり、両親も昼間働いているため、少しでも両親の負担も減らしたいと思い、添い寝、トントンも控えるようにしました。
あくまでも「それがないと眠れない」という状況を作らなければいいので、泣き続けている時などは添い寝、トントンをすることもありました。
夜間の授乳は母乳でもミルクでも時間を決めて行いました。
Rule2
夜眠る時は決まった時間に寝かせ、部屋を真っ暗にする
眠くなさそうな時でも、とりあえず決まった時間に布団に寝かせていました。
真っ暗な部屋の中で覚醒している二人がもぞもぞしていることもしばしば(笑)
ちなみに就寝用の布団と昼寝用の布団を分けていました。
効果があったかはわかりませんが、この布団で眠る時は朝まで寝るんだと認識してもらいたいなと思ってそうしました。
Rule3
入眠儀式を設ける
入眠儀式とはおしゃぶり、おひな巻き、音楽、タオルなど、その子が眠りにつくことができるアイテムを取り入れることです。
我が家はおしゃぶりが大活躍で、指しゃぶりも止めませんでした。
とにかくそれで安心して寝てくれるのであればいいかなと。
おしゃぶりや指しゃぶりに心配要素はありましたが、生後6か月過ぎから自然と卒業してくれました。
Rule4
泣いていたらはじめは10分見守り、それから20分、30分とのばしていく
これがネントレでの不安要素1位と思われる部分ですよね。
二人が自分で眠れるようになるまで正直この部分が1番心労が大きかったです。
しかしやってみると30分も泣いていることは、まれでした。
あまりにも泣き続けているときは近くに行って手を握ったり、添い寝したり、トントンしたり。
次第にスっと眠りにつくときがきます。
Rule5
日中起きている時は全力で遊ぶ、抱っこする
寝かせる時に抱っこできなかったり、泣いてる姿を見守ることしかできなかったりする分、日中は存分に遊んだり、抱っこしたりするように心がけていました。
自分で決めたルールは以上5つで、日中の授乳や昼寝の時間までは管理しませんでした。
こんな感じで進めたネントレですが、2週間程で泣く時間が減ってきて、1カ月もすれば自力で入眠できるようになってくれました。
ネントレ成功しました!!
ネントレの不安要素
ネントレを始めたいけど、心配なことが多く、始める前はいろいろ調べていました。そんな方もきっと多いはず。
実際ネントレをしてみてネットにあふれてる不安要素を自分なりに解説してみます。
泣いていても放置することになり罪悪感
ここで挫折する方が多い気がします。
罪悪感はあります。でもこれは放置とは違うと思います。「眠れないのかな?」「大丈夫かな」「ごねんね」と思いながら眠れることを祈ってる時間は放置しているのではなく、見守っているのだと思っています。
サイレントベビーになるのでは?
私も始める前これが引っ掛かりました。
サイレントベビーとは、自己表現ができない子のことを指しますが、これは1日に何時間も、何日にも渡って泣いているのを「放置」することでなるそうです。
ネントレで泣かせているのは、眠る時、数十分と限られている時間であり、完全に放置しているわけではありません。
それ以外の時間は遊んだり、抱っこしたりしているわけで、ネントレ自体がサイレントべビーになる要因にはならないと思います。
結果的にネントレに成功した我が家ですが、二人ともサイレントベビーにはなっていないと思います。
コミュニケーション不足になるのでは?
日中起きている時間は全力で遊ぶ、抱っこするなどしているのでコミュニケーションが不足していると感じることはありませんでした。
私の夜の睡眠時間が確保できたことで、日中笑顔で二人に接することができています。
ネントレによる悪影響がないか心配
これは私もまだ未知数です。
が、今のところそう思うことはなく、取り組んで良かったなと思っています。
ネントレをしてみて
結果的に我が家は成功しましたが、経験してみて、良かったこと・悪かったことを皆さんにフィードバックしたいと思います。
良かったこと
- 寝かしつけが不要になり、その分の時間が活用できるようになった
- 私が夜まとめて眠れるようになり、睡眠不足が解消。睡眠不足や疲れからくるイライラがなくなって心に余裕が出来てきた。
時間をうまく使えたり、心に余裕ができたりすると、自然と笑顔が増えた気がします。ニコニコ顔で子どもたちに接することができるようになったのが1番良かったことかもしれません。
悪かったこと
- 泣いてる時間が長いと「なんで寝てくれないの」と、ネントレ自体がイライラに繋がることもあった。
- ネントレをしていることで、あれが良くなっかたか?こうしなければいけなかったか?とゆるく始めたはずが、ルールを気にしすぎて過ごすことになった。
悪いことはありましたが、ネントレを通して双子育児をいい意味で適当に乗り切る大切さを学んだと思います。
ネントレをしてみて、二人が自力で眠れるようになるまではイライラしたり、やめようかなと弱気になることありましたが、最終的に寝かしつけの時間が減り、睡眠時間が確保でき、心に余裕ができるなど、いいことづくしの結果になりました。
ただ、寝かしつけで寝落ちしてしまう時間も、並んで眠る時間も限られた育児の中の尊い時間に変わりありません。
ネントレをすべき!とは思いませんが、寝かしつけにストレスを感じながら、育児に対してイライラしてしまっている方には、一度ネントレにチャレンジしてみるのをおすすめしたいです。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 生後3ヶ月からはじめてみた【ネントレ】経験談 […]