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ふたごママは2倍以上怒ってる?!【双子が2倍以上大変な理由②】叱らない育児4つのコツ

双子ママは2倍以上叱ってる!?その理由と打開策

多胎育児が大変な理由は、単に子どもの人数が多いからだけではありません。多胎児だと、1人当たりに必要な言葉のコントロールや叱りつけがより多く必要になることが知られています。特に就学前ぐらいだと、まだまだ子育てにも手がかかり、双子だから2倍怒っていると思いきや、それ以上かもしれない。。。という所にうなずく多胎育児経験者の方の多いと思います。

前回は、多胎児の子どもたちが干渉しあうことで喧嘩やかんしゃくなどの困った行動が激化していく〝双子エスカレート症候群〟について紹介しましたが、双子育児が2倍以上大変と言われる理由はこれだけではありません。

あらすじ

双子が2倍以上大変な理由②
双子ママは2倍以上怒ってる?!叱らない育児4つのコツ

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多胎児のイヤイヤ期=親にとっては限界期!?

多胎児は赤ちゃんの頃から本能的に親の愛情や関心を得るために、もう一人よりも大きな声で泣いたりして双子でも2倍以上大変になることは上記の記事で紹介しました。赤ちゃんの頃の授乳、ミルク、オムツなどの身の回りの世話だけでも大変で睡眠もろくにとれない日々、怒涛の離乳食期でクタクタになりつつ、だんだんと言葉も使えるようになり、いつ子育てが楽になるのだろうと思っている頃にやってくる魔のイヤイヤ期
イヤイヤ期は社会性がまだ未熟な子どもが自分を中心に物事が回らないことを理解できず、その不愉快な感情をストレートに全身で表す時期です。
イヤイヤ期まっただ中にある2歳ぐらいの多胎児は、母親を共有することを特に嫌がります。譲ることや、順番を理解していく過程にありますが、多胎児は一人で生まれた子どもに比べて、ずっと早く“待つ”ということを強いられます。このようなフラストレーションが双子エスカレート症候群に相まって、お互いをぶったり、噛んだりと多胎児の喧嘩は壮絶なものに…。あとから噛み跡を見て喧嘩の壮絶さに気づくこともありますが、2歳児に時間をおいて叱っても、自分がなぜ怒られているのか理解できません。

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怒っても、ケロッとしてる

子どもは最も頼っている人の愛情と関心を集めるために不適切な行動をしていたのが、だんだんと社会の仕組みを理解して言うことを聞くようになります。
多胎児の場合は頼りにする相手が親だけではなく、一緒に育てられている多胎児への関心も強いため、多少親に怒られても、ケロッとしてすぐにまた子どもたちと遊んだりしているのもよくある光景だと思います。のれんに腕押しで、何度同じことを言ったら分かるのだろうと途方に暮れてしまいますね。
また、多胎児たちは一緒になっていたずらしたり、親を困らせるようなことをしはじめます。
違った年齢の子だと、1人が危険を避けたり、無茶なことに歯止めが効きますが、同い年の子が密に集まると、お互いに駆り立て合う傾向にあります。
善悪関係なく、誰かがやった行動を真似をしたり、1人だとすぐに飽きてしまうことも仲間がいると楽しくて、荒らし放題なんて経験も多胎育児あるあるです。
叱りどころはいっぱいあるのに、怒ってもあまり響かず、さらに声を荒げてしまう。
双子で2倍以上の叱りつけが必要になるわけです。

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「叱らない子育て」って?

何とか子どもの行動を正そうと叱っても、あまり改善しないことは多くの親が知るところだと思います。
子どもが問題行動を起こすのは親から「注目」されるためで、無視されるぐらいなら叱られても注目されたいと子どもは考えるようです。
これは、下の子が生まれた時に親の注目を取り戻そうと、上の子が赤ちゃん返りをすることからも分かります。親は子どもが適切なことをしていても、そうすることが当然だと思って特に注目しません。そのため、注目を他の兄弟たちから勝ち得るために、親がイライラするようなことをするようになります。叱っているにも関わらずやめないのではなく、叱るからこそやめないとか。叱ることは即効性がありますが、かえって問題行動を助長すると言う人もいます。
とはいえ、子どもたちは親の関心をえるためだけでなく、好奇心からも困った行動をするので、不適切な行動に注目せずに全く叱らない子育てというのは理想論です。それでも、多少なりとも親の怒りや叱りつけを減らすヒントはあるかもしれません。

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叱らないための4つのコツ

忙しい時にかぎってトラブルを起こしたり、親が困る時に困ることをされると怒りたくなるのも当然です。
そして、威圧的な態度で怒る場合、その怒りの矛先を相手に向けるだけでなく、他の子どもたちも怒られていると感じて悪い雰囲気になってしまいます。
しかし、これからご紹介するアドラー心理学では怒りの目的を知り、かつ怒りを使うよりも、より容易に目的を達成できる方法を知ると感情を抑えられるといいます。
(もちろん、筆者はそこまで悟っておらず、怒りを子どもたちにぶつけないように日々精進しながら子育てをしていることを追記しておきます。)

1、叱らずにすむ環境整備

子どもの年齢にもよりますが、できるだけ叱らずにすむ環境整備も大切です。そもそも手の届く範囲に触ってはならないものがなければ、それについて怒る必要がなくなります。
※双子が協力して想定を越えてくることがあると思いますが…

2、悪意のない失敗は、自分で元通りにさせる

悪意でしたわけではない失敗は、自分で可能な範囲の原状回復をして責任をとらせる方が、叱るよりも効果的です。
例えば、飲み物をこぼしてしまったとき、同じ失敗をしないための話し合いをして、一緒に拭いたりします。「机に肘をついて食べてたから当たっちゃたんだね。一緒に拭いて片付けよ」と言えば叱る必要はなく、行動も正せます。

3、不適切な行動をしていない方に注目する

不適切な行動をしている子を注意する前に、普通にできてる子を褒めます。
例えば、食事中に一人が席を立ってフラフラし始めてもまずはそれを無視して、ちゃんと座って食べている子の方に「いい姿勢で上手に食べられているね」と声をかけます。多胎児では特にこれがお勧めです。なぜなら困った行動には注目せずに、普通にちゃんとやってる子の方に親の関心がいくことで、問題行動で親の気を引こうとする行動を減じさせるのと、他の子がつられて困った行動を真似するのを予防する2つの効果があるからです。

4、子どもが「自分のことを嫌い」にならないように

「あなたはどうしていつもこうなの」と過去にさかのぼって子どもを非難したり、人格を否定すると、自分のことを嫌いになってしまいます。
逆に、自分には価値があり、自分のことが好きだと思える時、課題に取り組む勇気を持つことができます。親が自分を必要として、自分が助けていて役にたっているという感覚が子どもを伸ばす大きな力になります。何気ない日常生活の中に子どもへの「ありがとう」の言葉かけをたくさんしたいものですね。

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この記事を書いた人

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