この記事はこんな人にオススメ
- 多胎サークルを立ち上げたい
- 多胎支援活動をしたい
- 多胎支援に興味がある
今回ご紹介するのは、双子ちゃんと一緒!@すぎなみ様のインタビューです。
2020年2月に団体を設立された東京都杉並区で活動を続ける「双子ちゃんと一緒!@すぎなみ」の代表 松本様に、サークルを始めたきっかけや、具体的な運営方法、今後の課題や展望をお伺いしました!
※2022年12月インタビュー
Q.活動内容を教えてください
主要メンバーは4名(代表と副代表3名)で運営しています。
会員制をとっていないため、正確な会員数はわかりませんが、公式ラインには100名以上の登録があります。
月に1回程度、土日にオンライン/オフラインでの活動をしています。
情報交換会やおしゃべり会、おさがりバザー、性教育セミナーなどの育児系講座を実施しています。
Q.活動をはじめたきっかけは?
復職後にも行ける土日開催の双子会が欲しいと考えました
妊娠中から、区で開催されている双子会によく顔を出していました。先輩多胎ママたちの生の声を聞けるとても貴重な機会で、私にとって情報交換だけでなく、癒しの場でもありました。
復職に際し、平日開催の区の双子会に参加できなくなることがとても不安で寂しく感じ、それならば、土日開催のサークルを立ち上げてはどうか、と考えたのがきっかけです。
また、そのころ、近隣区(練馬など)で多胎サークルでの活動が活発であり、杉並区でもできたらいいなと考えました。
Q.必要な人材・場所・資金の確保は?
主に、公式ラインやInstagramなどのSNSを活用しています
主に公式ラインやInstagramなどのSNSで告知し、参加者募集をしています。
開催場所について
場所は区に団体登録をしているので、屋内での実施の場合は区の施設、公園等で実施するときもあります。
ボランティアさんの確保について
2021年度に「多胎児家庭サポーター養成講座」を実施し、そこでボランティア登録してくださったヘルパーさん・保育士さんが10名程度いらっしゃいます。
Q.行政への要望提出や活動はされましたか?
区議会議員の方が副代表宅に見学にいらっしゃったり、助産師会様の取り計らいで要望書を提出したことがあります。
Q.運営で心がけていること
自分自身が楽しんでやることが一番だと思っています
サークル運営メンバーが一丸となるためにしていること
サークル運営メンバーを公募していない、というところがある意味、工夫しているところでしょうか。
代表の私と副代表の柳川は妊娠中からの友人で何でも話し合える同志でした。
少し後で声をかけた三國ももともとは柳川の出産院からの知り合いで私が道端でナンパ(笑)した双子ママ。ふたを開けてみたらデザインなどができるキャリアを持っていて、広報にスカウトしました。
最後に声をかけた亀井はプレママセミナーに参加してくれたのがきっかけで仲良くなり、財務系のキャリアがあるとのことだったので是非会計になってくれとスカウトしました。
そのような感じで幹部を確保したので、そもそも衝突がありません。
運営の負担を減らすための工夫
復職、転職、引っ越しなど、いろいろなライフイベントと重なるときは遠慮なく休んでもらっています。
基本的にできる人ができる範囲でやるスタイルなので、今月はお休みしよう、というように臨機応変に対応しています。
代表は交代制?運営に関するノウハウはどこで得てる?
幹部は今のところ、同じメンバーで固定しています。
年に1回、立ち上げ月に続投の意思確認をしています。
関東多胎ネットの登録サークルなので、運営等に困ることがあれば相談させていただいています。関東多胎ネットは代表の松本が立ち上げメンバーでもあります。(監事)
Q.活動していて良かったと思える瞬間
多胎児支援の輪が広がったとき、やりがいを感じます
おしゃべり会などで「育児の不安が解消された」「私だけじゃないと思えた」などの嬉しいフィードバックをいただいたときや、イベントに参加くださった方が、ご自身の居住地でサークルを立ち上げられるなど、多胎児支援の輪が広がったとき、やりがいを感じます。
Q.今後の展望・課題
細く長く、活動を続けていきたいです
関東多胎ネットとも連携をし、ピアサポートの観点からも自助的な活動を続けていきたいです。
区との連携は深めていき、妊娠中からつながることができるように働きかけは続けていきます。
現在の課題は、団体が大きくなってきたので、イベントの質を求められるようになってきたと感じます。子どもが大きくなっても手がたりないのが今後の課題です。
これから多胎支援をはじめる方へ、メッセージをお願いします!
大変だけどやりがいのある活動です
資金繰りや活動場所の確保、スタッフやボランティアさん集めなど、立ち上げの際は本当に大変だと思います。
ですが、それ以上にやりがいのあることだと思っています。
自分自身が感じていた多胎育児にまつわる困難感や孤独を次の世代の方たちには感じてほしくない。
少しでも楽しく育児していってもらいたい。
その気持ちだけ持ち続けていきたいと、私も初心に戻りながら頑張っていきたいです。
Special Thanks!
松本様、インタビューに応じて下さり、ありがとうございました!
今回お話をお伺いして、代表者の松本さん自身の人と人を結ぶのが好きという気持ちが溢れ出て、私までエネルギーを頂けたように感じたインタビュー時間でした。
こちらの回答は2022年12月に頂いた内容となりますので、現在ではまた変化があるかもしれません。
これからも「双子ちゃんと一緒!@すぎなみ」さんの活動を応援しております。
サークルの詳細は公式LINEまたはSNSでもご覧いただけます。
双子ちゃんと一緒!@すぎなみ
発足して5年以内のサークル様にインタビュー
長く運営されている多胎サークル様には長年の経験をお持ちだと思いますが、今回は発足して出来るだけ新しいサークル様に焦点を当ててインタビューさせていただきました。
ぜひ他のサークル様のインタビューもご覧ください。
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