ママは料理研究家。双子の子どもが生まれるとき「子育ての軸を「食」に置く」と決意。
一生懸命作った離乳食を吐き出されたり、投げられたり…“離乳食から挫折した”そこで気づいたこととは…? ー
子の偏食に悩むママ必見!!
「うちの食べてくれない困ったちゃんが楽しく食べる子に変わる本」
料理研究家で、双子の母でもある上田淳子先生の著書「うちの食べてくれない困ったちゃんが楽しく食べる子に変わる本」。
偏食のひどい双子を育てあげたご自身の経験や、“食卓は「好き嫌いをなくす場」ではなく「“好き”をたくさん見つける場」”等、育児のヒントになる考えや言葉が盛りだくさん!
時短・手間の少なさにこだわったレシピや、子どももパパも大満足するコツ等、すぐに実践できるアドバイスも満載です!
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タタイマム!独占インタビュー
多胎マムでは、著者である上田淳子先生にお話をお伺いすることができました!
Q 読みごたえのある本ですが、子の偏食で悩むママたちに「ここは読んで欲しい!」と思う項目はどこですか?
まずは序章を読んでほしいです。
好き嫌いは、ママのせいではなく、子どもたちの個性。まずはそのことを理解し、前に進んでほしいと思います。ママは頑張っています!誰もほめてはくれないけれど、大変には理由があることをこの項目を読んで知っていただき、少し楽になってほしいです。
Q 書籍には「双子育児」だから気づけたことが記載されていました。
その後の育児においても「双子だから良かった」と感じる場面はありましたか?
多胎児の親御さんは皆さんわかっていらっしゃることですが、たとえ一卵性の双子でも、決して同じではありません。だから、どんなことも同時ではなく、どちらか一人が先にできるようになります。その一人がお手本となり、もう一人ができるようになることも多かったように思います。
双子同士のコミュニケーション力も素晴らしいです。兄弟のように上下関係のない二人だからこそ、対等に話し合い、ものごとを考え、分かち合うことができるのではないかと思います。相手の気持ちを考えるという点でも同様なので、力関係で物事を動かすことをせずに済みます(順番、じゃんけん など)。この点では、争いごとも少なく、子育て中はかなり助かりました。
Q 「偏食である以前に、食事の時にちゃんと座ってくれない」との悩みも多く寄せられています。何かご助言頂けますか?
いろんなお子さんがいるので一概に言えませんが、何はともあれ、ご飯の時間にはおなかがペコペコの状態にすること。これが一番大事だと思います。
我が家の例ですが、おもちゃもごはんの時間(ごはん前になると、おもちゃがおなかが減りすぎて倒れてしまう→おもちゃにおもちゃの食べ物を与える)。テレビもごはんの時間(コンセント抜いてつかないようにしていました)。という風に遊びたいものにもご飯の時間があって(今だとスマホの充電が、まさにごはんですよね)誰もが、ごはんをちゃんと食べないと動けなくなって遊べないといった流れを作っていました。
それから、なかなか難しいかもしれませんが、ご飯の時間を毎日同じ時間にすること。
子どもたちのゴハン体内時計をちゃんと作ることが何より大事だと子育てをして痛感しました。
朝起きる→おなかが減っている→朝ご飯を食べる→遊んでおなかが減る→昼ご飯を食べる→遊んでおなかが減る→夕飯を食べる→ひと騒ぎする→眠たくなる
このサイクルをつけられるのは、親御さんの努力あってのこと。
小さいうちにこれを身に着けておけば、ご飯の時にはおなかが減って食べたくなる。そして何より小学生になっても規則正しい生活ができる子どもに育ちます。
食べてほしいと懇願するでもなく、食べてくれないと怒るのでもなく、栄養や量よりも先に、ちょっとでいいから定時に何かを口に入れるといった習慣をつけることから始めてみるのもいいのかもしれません。
Q 多胎ママへ激励の言葉をお願いします!
多胎児の子育ては、0歳が一番大変です。これは絶対です。
もちろん、1歳も2歳も大変だけれど、その大変が薄皮をはぐように日々少しづつですが必ず楽になっていきます。
同じペースで大きくなっていくので、大きくなると、手が離れるスピードも加速し、二人で協力していろんなことをしてくれるので、中学以降俄然楽になります。
今日より明日、明日より明後日、必ず笑える日が来ます。だから、上手に(時々手を抜き、時々楽をしながら継続することが一番大事)毎日を乗り切ってください。
多胎ママの視点が嬉しい!
上田淳子先生の著書「うちの食べてくれない困ったちゃんが楽しく食べる子に変わる本」は、多胎ママである先生の視点に共感でき、さらに読みやすさと、実践力をかねそろえた、忙しい多胎ママにもぜひ読んで欲しい本です!
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