長寿の秘訣は【双子】！？双子の絆と長寿の関係【多胎児で生まれるメリット】

あらすじ

#多胎でよかったこんなこと
長寿の秘訣は「双子」！？

多胎育児をしていると、当たり前のことを当たり前にこなすことがとても大変になり、家族の暮らしに影響がでることが少なからずあります。
子どもたちも同じ月齢・年齢の子どもに比べて待たせてしまうことが多く、抱っこやスキンシップをする時間も少なくなってしまい…多胎ママ・パパの立場からすると「双子・多胎児に生まれて可哀想」なんて思えてしまう瞬間があるかもしれません。
ですが実際は、そんなことありません！
双子・多胎児に生まれたからこその人生が豊かになるメリットがあります。

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双子の絆が寿命を延ばす！！

双子長寿のギネス記録を持つ、きんさん・ぎんさんは、一卵性双胎であることも健康長寿の秘訣だったかもしれません。
研究により双子の平均寿命が単胎よりも長いことが明らかになっています。さらに、一卵性双胎の方が二卵性よりも寿命が長ったとのこと。

双子の寿命に関する研究

ワシントン大学の研究者が2016年に発表した研究で、最も古い双子記録（古い記録を使っているのは、寿命が確定しているから）の一つを用いて、1890～1900年に、デンマーク在住の同性の双子2932組と、当時同じ地域に住んでいた一般人口との寿命を比較しています。
どの年代でも双子の方が長生きという結果ですが、最も双子の恩恵を受けたのは、男性が40代半ばで6％、女性が60代前半で10％も生存率が高かったそうです。
さらに、一卵性双胎の方が二卵性よりも寿命が長く、この傾向は男性の一卵性双胎で最も強く認められました。国や時代背景の違いがあるので、この年代別の生存率が現在の日本にそのまま当てはまるわけではないかもしれませんが、双子の方が長生きということは事実のようです。

なぜ双子が長生きか？

この研究対象の時代には、現在のように新生児医療が発展しておらず、早産で生まれやすい双子のうち、もともと強く生まれた子や裕福な家庭の子どもが生き延びた結果、双子の寿命が長くなった可能性もあります。
しかし、研究者らによると、双子が長生きしやすいのは、お互いにサポートし合うことが心身の健康に寄与しているからで、一卵性双胎の方が二卵性よりも寿命が長いのも、一卵性の方が双子の絆が強いからとの考察がされていました。
また、双子は互いを見て悪い習慣を改善しようとする傾向があるようです。
さらに危険行為と孤独には密接な関係があり、双子の絆は危険行為に走るリスクを低減させることも考えられます。

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孤独は喫煙と同じくらいのリスクがある

幸せで満ち足りた生活には、人とのつながりが不可欠です。孤独が長引くと寂しさや、満たされない気持ちを感じるだけでなく、うつ病や自殺願望、攻撃性、不眠などの症状がでてきます。
心の問題だけではありません。
孤独によって、高血圧や体重増加、コレステロール値の上昇、ストレスホルモンの増加、免疫力の低下といった身体的な不調が起こることも明らかになっており、孤独は喫煙と同じくらいのリスクがある＝寿命を何年も縮めることが明らかになっています。

親密な絆が寿命を延ばす

双子ではなくても、たくさん友だちがいて社会的に親密なつながりがある人は、より健康的で長生きする傾向があることは様々な研究で示されています。
健康に人生を長生きするためには、自分を大切に思ってくれる人、そして自分が大切に思える人との絆が大事なのですね。

〝多胎児として産んであげられたこと〟は選ばれた親にしかできない最高の贈り物

多胎児のそれぞれは、生まれながらに家庭環境や趣味嗜好・相手の気質について理解しやすい環境で育ちます。
〝多胎児で生まれたこと〟は人と人としての絆が芽生えやすく、子どもたちの一生涯を豊かにすることに貢献するでしょう。
〝多胎児として産んであげられたこと〟は選ばれた親にしかできない〝最高の贈り物〟と前向きに考えたいですね。