こんにちは、chakiです。
双子を妊娠していると判明して直ぐに突き当たった問題が「管理入院」でした。この記事を読んでいる皆さんも、双子妊娠判明と同時に医師より管理入院の説明がありませんでしたか?
そもそも管理入院とは何か、どのような時に必要なのか、また管理入院に向けての準備・・・
双子ママの2人に1人は経験するという管理入院。急に入院が決まっても慌てないように、私の経験を踏まえて書いていきます。
双胎の管理入院
私の出産した病院のケースでお話しします。他院では当てはまらない場合も。その点はご了承ください。
双子ママの2人に1人以上が経験?「管理入院」とは
双子を授かったとわかった or 双子のため大きな病院に転院した
このようなタイミングで医師から管理入院のお話をされるはずです。そして誰しもが管理入院はできれば避けたいなと思ったはずです。
当時、私には生後7ヶ月の長女がいました。
管理入院???無理だ。だって娘いるし!
即座に「管理入院しない双子妊婦さんはいますか?」と聞くと、被せ気味に「ほぼいないねー、2人に1人以上は入院だね」と言われたのを今でも覚えています。
管理入院にならない為にどうしたら良いか、管理入院になったらどうするか、そればかり考えてはネットを検索していました。
管理入院が必要なのはなぜ?
管理入院とは早産予防のための措置です。妊娠中のトラブルを防ぎ、万が一に備えて入院します。管理入院中も、症状によって安静度は違ってきます。
お腹の張りや早産傾向、胎児のトラブルなどがない場合は、安静度は低めです。また、出産予定日間近の方も安静度は低く、むしろ動きなさいと言われている方もいました。(それはそれで辛そうでした。大きな重たいお腹を抱えてですよ・・・)
要安静となった場合は、トイレ・洗面以外はベッドでの安静となります。私は要安静でした。シャワーなんてもっての外。毎日の清拭と3日に1度、助産師さんに洗髪してもらうだけでした。
管理入院になる条件とは?
主に下記の5つです。
- 一絨毛膜性の双胎を妊娠している場合
- 切迫流産の場合
- 切迫早産の場合
- 胎児子宮内発育遅延の場合
- 妊娠高血圧症候群等の場合
このような理由以外にも、医師が管理入院が必要だと認める場合も管理入院になります。
一絨毛膜性の双胎を妊娠している場合
一絨毛膜性の双胎とは、胎盤の一部を共有している双子のことです。一卵性の双子ちゃんですね。一絨毛膜の双子ちゃんは双胎間輸血症候群を発症する可能性や、双子ちゃん同士でへその緒が絡みつく可能性があり、危険な状態になることも。その為、より慎重に成長を観察する必要があります。病院にもよりますが、経過が順調でも決まった週数から管理入院となるところもあります。
私は順調でも、妊娠34週には管理入院しましょうと言われていました。切迫早産でそれよりも前に入院することとなりましたが、最終的には双胎間輸血症候群を発症してしまいました。しかし入院していたお陰で、いち早く発見することができ、そのまま緊急帝王切開で出産となりました。これも管理入院することの大きな強みです。もし発見が遅れていたらと思うと、今でもゾッとします。
切迫流産の場合
切迫流産とは妊娠22週未満で、妊娠は継続しているが、流産のリスクがあるという状態です。不正出血、お腹の張り、妊婦健診ですすめられて入院するケースが多く、安静目的の入院となります。自宅安静になる方が殆どですが、自宅での安静が難しい場合は入院措置となります。
私は長女の時に、貧血で転倒しお腹を打撲してしまった為、切迫流産との診断名で管理入院したことがありますが、直ぐに退院になりました。その時は安静度は低く、点滴や服薬もなく、経過観察の為の入院でした。
切迫早産の場合
切迫早産とは妊娠22週から37週未満の時期に、早産になりかけているという状態です。双胎妊娠の場合、最も多い入院理由だと思います。
切迫早産の兆候としては、不正出欠、お腹の張り、下腹部の痛み、子宮頸管が短い、子宮口が開きかけている、などがあります。
双胎妊娠時の腹囲は妊娠30週で、単胎妊娠時の臨月を超えます!その分早産リスクは必然的に高くなり、切迫早産と診断されることが多いのです。
病院の方針にもよりますが、殆どの場合安静度は高いです。基本的に24時間点滴を投与するというものが一般的だと思います。まれに服薬での経過観察もあるようです。入院期間は長期になることがしばしばで、長期になればなるほど筋力が衰えて産後すぐに始まる育児に響きます・・・。
私は28週で切迫早産と診断され、粘りに粘って30週の時に子宮頸管8mm、子宮口2cmで入院となりました。
胎児子宮内発育遅延の場合
胎児子宮内発育遅延とは、胎児が在胎日数に対する平均的な大きさに比べて大きく離れて小さい状態のことです。判断基準は、エコー検査で胎児の推定体重と妊娠週数相当の体重との差の開き具合、羊水の量の変化等から判断されます。管理入院になる場合は、ベッドの上で安静にすることで、子宮や胎盤の血流量を増やして、子宮の収縮を減らすことが目的です。胎児の肺の成熟を待って、元気な状態で分娩することが目標となります。
妊娠高血圧症候群等の場合
妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週以降、出産後12週までに高血圧がみられる場合、または、高血圧に蛋白尿(たんぱく尿)を伴う状態のことです。以前は「妊娠中毒症」と言われていました。食事療法が基本となりますが、重度であると入院して慎重に経過を観察し、食事も管理されます。妊娠中に高カロリーな食事や過度にストレスになるようなことは避けましょう。
管理入院になったら準備するものは?
私が管理入院になった時、既に管理入院になっていた先輩双子ママ、管理入院を経て出産した先輩双子ママからアドバイスをいただいて、実際に持参したものです。
わたしはバッグを
- リュック
- キャリーケース
の2つにわけました。それぞれについて書いていきます。
※なお、今回の持ち物のなかに産褥ショーツや双子用の肌着など産後必要なものは入っていないため、産後の入院の参考にはなりません。長女出産時の産後の入院はこの荷物の半分くらいでした。
リュックの中身
- 財布
- iPhoneと充電器
- iPod classicと充電器
- イヤホン
- 母子手帳ケース
母子手帳×2、筆記用具、診察券、健康保険証、限度額適応認定証 - 手帳
- 印鑑
- 病院で貰ったテキスト(マタニティノート)
限度額適応認定証は入院する前でも発行できます。入院するかもという方は予め発行していると後々楽です。
キャリーケースの中身
◎着替え
- ブラトップ×7
- マタニティパンツ×7
- マタニティパジャマ×4
マタニティパジャマは、半袖を用意しました。私が入院していたのは真冬でしたが、病院内は大変暑かったです。更に24時間点滴をしていたので、副作用の火照りもあり、毎日アイスノンで身体を冷やす日々でした。また、点滴とお友達の生活は半袖の方が快適です。
◎洗面用品
- ボディソープ
- シャンプー、トリートメント
→ボトルは重いかなと思いましたが張り止めの副作用などの震えが出ても使えるようポンプ式のもの。 - 洗顔用品
- スキンケア用品
- 保湿のオイルやクリームやリップ
- 歯ブラシ、歯磨き粉
◎日常用品
- 蓋つきのコップorタンブラー
→食事の時にお茶や白湯が貰えます - 箱ティッシュ
- おしりふき
→我が家はおしりふきが大量にあるのでおしりふき持参でした。ウエットティッシュのことです。 - S字フック
- 穴あきのカゴ×2
→ひとつはベッドサイドに吊るして小物を。もうひとつはシャンプーボトルなどを入れておきます。持ち歩きできるし洗髪して貰ったらそのままフックにかけて乾かしていました。穴あきのものがオススメ。セリアでお風呂用のカゴを購入しました。 - スリッパ
→浮腫むかもしれないので気持ち大きめ - 延長コード
→延長かつ電源が3つに分かれて、ボタンでオンオフできるものにしました。 - エコバッグ
→夫に洗濯物をお願いすることになった時用の洗濯物入れ - レジ袋
→ゴミ入れや洗濯物の保管用として - はさみ
→先輩ママからはさみがあった方が良いよ!とのことで持っていきました。繋がったエコー写真を切るときなど、何かと使いました。 - サランラップ
→病院食のお米が余ったらおにぎりにして、お腹がすいたら食べるようにしていました。ふりかけを持参しても良いかもしれません。 - 爪切り、綿棒
- 消臭スプレー
→大部屋だとトイレも共同なので、自分が長めに入った後に同室の方が入られたら気まずい・・・と思って持参しました。私はMARKS&WEBのインドアハーバルスプレーを使っていました。ずっと病院内、しかもベッド上安静なので、トイレの中でシュッとし気分転換していました。 - ハンガー×2
- 洗濯物を干すもの
- めがね
- 着圧ソックス
- 卓上ミラー
- 最低限度の化粧品
沢山書きましたが、2ヶ月近い入院生活だったので万遍なく使いました。
その他には携帯のプランを変更しました。私の病院はFree Wi-Fiがなかったため通信制限になるのは嫌だなあと思った為です。ポケットWi-Fiを契約するのもありですね!
双子ママに聞いたところ、マジックハンドがかなり役立ったというお話もありました。ベッドの下に落ちたものを拾うのに使っていたそうです。なるほどなー!と思いました。妊娠30週を超えてくるとお腹は大きくて重くて本当に大変です。マイナートラブルがあったりして、下に落ちているものを拾うのは立っているときでも大変。便利グッズもどんどん取り入れて、少しでも快適に過ごしたいですよね。
さいごに
いかがでしたか。これから管理入院を控える方、管理入院が決まってバタバタしている方の参考に少しでもなれば幸いです。
管理入院をするまでは、なるべく自宅で過ごしたいと頑なに思っていましたが振り返ってみると、上げ膳据え膳で電動ベッド上の生活は快適でした。臨月に近くなると、自力で起きあがることも仰向けで寝ることも難しくなってきます。長女妊娠時よりも遥かに辛かったです。また、入院していると常にお腹の双子の様子を診てもらえるので安心でした。
長期入院が予想される管理入院。余裕をもって準備し、快適な入院生活にしてくださいね。
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