多胎児とのお風呂時間は洗ったり、拭いたり、洋服を着脱したり…と、1人1人やらなければならないお世話が多くて大変ですよね。
ここでは三つ子を含む2歳以下の4児とワンオペお風呂をどんな風に乗り切ったか、そして楽しんだかをお伝えします。
修正1ヶ月頃まで洗面台で沐浴
修正1ヶ月頃までは1人ずつ、洗面台を利用して沐浴していました。
家族が帰宅したときに手を洗うところではありますが、沐浴の前は掃除してから使用していました。
個人的には、陶器でできている洗面台の方がビニールやプラスチックのベビーバスよりも洗いやすく、清潔にしやすいと感じています。
私は大人と同じお風呂用洗剤を使用していましたが、気になる方は哺乳瓶洗い用の優しい洗剤を使ったり、哺乳瓶の消毒液で予洗いを加えてもいいと思います。
洗面台で沐浴するメリット
- 高さがちょうどいいので、姿勢がラク
- 1人ずつ水の入れ替えが簡単で早い
- 蛇口がシャワータイプだと、洗い流しにも便利!
- ベビーバスの初期投資や、置き場所が考えなくて済む
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修正1ヶ月〜
スイマーバを使用してみんな一度に入浴
修正1ヶ月〜は、首座り前から使用できる、首リング「スイマーバ」という商品を利用して、みんな一緒に入浴していました。
スイマーバを使うと、私が支持しなくても子どもたちが肩までお湯につかれるし、私も手が離せるしで、我が家では大活躍でした!
スイマーバって安全なの?
もちろんシャンプーを流す時も全力開眼で目は離しませんが、一度も溺れそうになったことはなく、安心して使えました。
(卒業時期については後述)
…とはいえ、よくSNSで間違った使い方を見かけます。
誤った使い方は本当に怖いですよね…!!
スイマーバを使って「ちょっと怖い」と感じる人はきっと空気の入れ方が間違っている人が多いと思うので、一度下記の通り空気を入れ直してみてくださいね!
スイマーバの正しい膨らまし方
- まず、スイマーバには上下2つの空気穴があることを確認してください。
絵の描いてあるプリント面を境に別の場所に空気が入ります。 - 先に水面に出る方(上)の空気をいれます
- 上を入れてから、下(水中側)に空気をいれます
だいたいミスしてる方は、下から空気入れていて、上に全然空気入っていない方がほとんどです。
写真や動画をみると、浮き輪の上面に絵と鈴がぴったりくっついていたり、絵がヨレヨレに見えてしまう方は、②の上の空気がちゃんと入っていないのでチェックしてみてくださいね!
正しく上下それぞれのパートに空気が入っていれば「浮き輪が沈んで怖い」ということは、ほとんど感じないと思います。
ワンオペ時のスイマーバ着脱方法
ワンオペで着脱できるの!?と疑問に思う方も多いと思いますが、コツをつかむと簡単にできるようになります!
1人での着脱に慣れてからは、2人でやるほうが難しく感じるほどでした。
首座り前の子に装着する時のポイントと手順は下記の通りです。
- ママはバスチェアに座る
- 赤ちゃんはママと同じ方向(前)を向くように膝上に座らせます。
この時、ママの手が空くように、ママは少し後傾して赤ちゃんをママの体に寄りかからせてあげます。
※手はあけますが、万が一赤ちゃんが動いても腕で支えられる感じです - スイマーバを両手でガバッ開きます
ちゃんと空気が入っていると結構力が必要ですが、ガバッとひらきます。 - 赤ちゃんの首がスイマーバーに入るように、ママの体をゆっくり前傾させます。
この時、スイマーバの「あごのせエリア」と書かれているところの上に赤ちゃんのあごがくるようにします。
(あごのせエリアの下に、あごがくると、口元が苦しそうな感じになります) - 両手を放して、赤ちゃんの首の後ろのバックル(上下2つあります)をしっかりとめます(バックルは順不同で大丈夫)
- 再度、「あごのせエリア」に赤ちゃんのあごが乗っているか確認します
これでバッチリ!湯船に浮かばせます◎
まだ首もすわっていない赤ちゃんが、水中で足をバタバタさせながら縦横無尽に動いている姿はとっても可愛らしいですよ♡
スイマーバを使わないと見られない光景です♡
外す時には↑の逆で…
- ママと赤ちゃんが同じ方向(前)を向くように膝上に座らせる
- スイマーバーのバックルを外す
この後、ママと赤ちゃんは少し後傾気味だとやりやすいです! - スイマーバを両手でガバッとひらき、赤ちゃんをママが体で受け止める
浴槽のサイズ事情で、我が家はスイマーバ同時入浴は2人まででした。
もう1人は脱衣所でねんねか、寝返りできるようになってからはバンボに座らせて待たせていました。
退屈して泣くときは「待っててくれてありがとね!」と声だけかけていました。
この時期の入浴・全体の流れ
- 事前に子どもたちや自分のパジャマやタオルを用意!
赤ちゃんたちのお洋服は前開きのものをチョイス。
2枚以上着る場合には予め重ねて一度に手を通せるようにしておきます。
広げてセッティングしたお洋服の上にはテープタイプのオムツもすぐにはかせられるように開いてセッティング。
その上にバスタオルを敷いておきます。 - 私は混合栄養で、お風呂後は1人ミルク・2人直母していたので、ミルクを1人分いつもより熱めに作っておきます。
- 三つ子は脱衣所で待たせます(この時期、お風呂のドアは常に開けっぱなしでした)
- 最初に兄(お風呂大好き)を洗い→一番に入浴。お風呂であそんでいてもらいます。
- 赤ちゃん1人目を洗い→スイマーバで浮かばせます(兄と私で見守り)
- 赤ちゃん2人目を洗い→スイマーバで浮かばせます(兄と私で見守り)
- ママが自分を洗います
- 1人目の赤ちゃんをお風呂からあげます。
ママは裸のまま、広げて用意してあったバスタオルに赤ちゃんをサッと包んで拭いてから、バスタオルの下に用意していたオムツ・お洋服を着せます。その後はセルフミルク授乳をしていてもらいました。 - 赤ちゃん3人目を洗い→スイマーバで浮かばせます(兄と私で見守り)
- 2人目の赤ちゃんをお風呂からあげます。
お洋服まで着せますが、母乳をあげたいので泣いても待っていてもらいます。 - 3人目と兄をお風呂からあげます。
兄は拭くだけで自分でお着替えをしてもらいました。着替えやすいように少し大きめのパジャマにしました。
また、赤ちゃんが最後になる時は見守る人がいなくならないように、浴室の中で兄をタオルドライしていました。
3人目もお洋服まで着せます。 - ママは適当にタオルドライしてバスローブと髪の毛はタオルターバンで、W授乳。
ママが湯船につかることはほとんどありませんでしたが、寒いときには子どもを洗いながら、ずーっと温かいシャワーを自分に当たるようにしていました。
ママの体調管理のためにも、体が冷えないような工夫をしたいですね! - 1人目がセルフミルクを飲み終えていたら兄に見守っていてもらいました。
首が据わってからは、バンボに座らせておくだけでげっぷしてくれることもありました - みんな飲み終わったら順番にげっぷさせます
- げっぷはどうしても順番になってしまい、待っている子がミルクをもどすことも多く、お風呂後にすぐお着替えすることもよくありました。
「そういうもの」と思っておくほうが、がっかり感が少ないです笑
お腹いっぱい、オムツもすっきりのお風呂後は一日のなかでも平和な時間帯でした♡
この時間に兄やママ自身の歯磨き等を済ませて、いつでも寝られるように準備します。
あわよくば、子どもたちが寝た後に家事や自分時間を過ごしたいとは思いつつ、日々の多忙さから子どもと一緒に寝落ちしてしまうこともよくありました。
ママも一緒に入浴して、いつ寝てしまってもいい準備をしておくことで、寝落ちの罪悪感も薄れます!
(私の場合、朝家事が残っているのはあまり気にならなかったのですが←
自分の入浴や歯磨きを後回しにして、寝落ちしてしまうと、朝罪悪感がありました…)
子どもたちと仰向けになり、絵本を読んでいると、わりとみんな静かに聞いてくれ、そのまま寝付いてくれることもありました。
ねんねできなかった子や、起きてしまった子だけ、おんぶをして夜の家事をしていれば、特に寝かしつけと意識しなくても寝てくれていました!
追記:マカロンバス使用も良いかも
追記
この記事では「スイマーバ」を使った方法を紹介していますが、最近は「マカロンバス」という製品もあるようです。
マカロンバス(本来、首がすわるまでは手を添えて使用)×バスタオルをネックピローのように添えれば使えるかもしれないなとも思いました。検証しておりませんので、参考まで。
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スイマーバ卒業後の入浴方法
親子で大好きだったスイマーバですが、足が浴槽の床に着くようになるとかなり激しくジャンプするようになり、あごのせ位置がずれるようになり、危ないと感じてスイマーバを卒業することにしました。
スイマーバ卒業後は浴槽に転倒防止シートを敷き、浅めに湯を張り見守りました。
もちろん母は全力開眼ですが、2歳児でも上の子が居たのが助かって「転んだりしたら教えて」と伝えておくと、一緒に見守りをしてくれていました。
当時古い集合住宅に住んでいて、冬はかなり冷えましたが、事前に温かいシャワーを流しておくだけでも、ポカポカしました!
入浴中はほぼシャワーでお湯を流しっぱなしにして浴室が湯気でいっぱいになるようにすると温かかったです。
(この頃は脱衣所で子どもを待たせていない時は、浴室のドアは閉めていました)
廊下や脱衣所も冷えましたが、「ダイソン ホット&クール」という温風もでるダイソンの扇風機(ヒーター)を利用して脱衣所は事前に温めておきました。
(脱衣所が狭かったこともあり、すぐに暖かくなりました!)
なかなか高価でしたが……羽なしで、小さな子どもがいる家庭でも安心して使える点。扇風機としてもヒーターとしても使用できるので通年出しっぱなしで良い点。さらに、空気清浄機としても使えて、家の中で移動して使えるエアコンのようで、かなり便利でした!
おすわりが安定してくると、子ども同士のあそびも増えて、入浴タイムはかなり楽しく過ごせるようになりました♩
少しずつ、ママも一緒に入浴できる機会も増えました。
寒い日にはみんな洗い終わったあと、ママも一緒に浴槽につかってからお湯増やしてゆったりつかることもできました。(窮屈でしたが…!!)
たっちできるようになってから
1人立ちができるようになってからは更にラクになります!
私は、子どもたちを洗うときには一列に並ばせてライン作業のように…まずシャンプーを1人ワンプッシュずつ頭につけて、1人ずつ頭をあらって、シャワーでいっぺんに流して…と、かなり時短させてもらいました。
ライン作業のよう…とはいえ、基本的には私が子どもたち全員を洗っていましたが、本当に疲れ果てている時は子ども同士で、猿の毛づくろいのように(?)一列になって、前の子の頭と背中を洗い、お腹や自分で洗えるところは自分で洗わせていた日もありました。
私は手抜きできるし、子どもたちは楽しそうだったので……「タモリさんも毎日お風呂に入らないと言ってたし、こんな日があってもいいか〜」と楽天的に捉えるようにしていました。
ちなみに、三つ子が3歳になった今は「スキンシップの時間」と捉えて、ライン作業のようにせず、1人1人マンツーマンで洗っています。
(今や、子どもたちだけでもお風呂に入れるくらいです!)
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2歳兄も立派にお手伝いできました
この頃、よく「三つ子ちゃんだけじゃなくて、2歳のお兄ちゃんまでいて!大変ね!」と言われていましたが、2歳の子ども1人居るだけでも本当に助かりました。
例えば、お座りで浅めにお湯を張って入浴している時「赤ちゃんがゴロンしちゃったら教えてね!」というと、教えてくれたり、待っている子が大泣きしていて心苦しく感じる時には「○ちゃん、お兄ちゃんとお話したくて泣いてるみたい!ちょっと声かけてあげてくれる?」というと、泣いている子に声をかけてくれたり…首座り前こそ抱っこはお願いできませんでしたが(抱っこしたい時はママが付き添っていました)、首がしっかりしてからは、兄も不器用ながら赤ちゃんが倒れないように助けてくれたり…とかなり助かっていました。
〝ワンオペ〟と書いてしまいましたが、2歳児でも立派な人手で、特に「自分が目を離さざる負えない時に、代わりに見ていてくれて、何かあれば伝えてくれる」のが本当に助かりました!
上の子が年子だったり、まだお話ができないうちは、我が家のようにはいかないかもしれませんが…それでもベビーサインだったり、こんな時はお風呂のコールボタンを押すなど…どうにか小さな上の子もお手伝いに加われる工夫ができたら、違うのかなぁ〜と感じています。
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まとめ
我が家の4兄弟は、みんなお風呂や水遊びが好きなタイプだったのでワンオペでもかなり序盤からみんなで一緒に入浴できました。
私自身も一緒にお風呂等の身支度を済ませることで、気持ち的にもゆとりがもてました。
待っている子が泣き始めると精神的にツライですが、「お風呂の後に授乳もするし、オムツも変えるし、洗いながらスキンシップもとるし…順番にはなってしまうけど、必ず全員1人ずつと関わるし、関わりたい欲を満たせるはず!」と心を強く持ちました。
相手が言葉を理解できない赤ちゃんでも、一声「次は○○ちゃんだからねー!待っててくれてありがとねー」と声をかけるだけで、待たせてしまっている罪悪感は減ると思います!
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コメント
コメント一覧 (2件)
我が家は、お風呂は朝一でした。
主人が帰宅時間の不安定な仕事で、21時ごろ帰ってこられることもあれば、深夜になることもある点という環境だったので、出勤前の朝一が、三つ子のお風呂タイムでした。
当時2歳の長女とは、夕方以降、三つ子が静かに叩かれている時間を狙って…
ドタバタでした。
コメントありがとうございます!
「お風呂は夜」などの考えに、捕らわれずに
各家庭でなるべく人手のある時間帯に、一度にお風呂に入れられると良いですね!
上のお子様とは別の時間帯に入浴してバタバタだったとのことですが、きっとママが三つ子のお世話に時間をとられるなか、上のお子様にとってはママを独占できる特別な時間になったのでは…と感じます。
ご経験談お寄せくださり、ありがとうございました!