ワンオペで病院、買い物…考えただけでゲッソリしますよね。
一人は走ってどこかへ消えていき、もう一人は病院が怖くて泣きだし…走っていってしまった子を追いかけたいのにもう一人が私のコートの裾を離さない…。(我が家の地獄絵図です)
筆者は、ある日を境に「言い聞かせ育児」をするようにしました。
言い聞かせ育児とは何か
言い聞かせ、といっても「〇〇しないと鬼がくるよ!」などと脅す訳ではありません。
子供たちを思い通りに動かすために言い聞かせる訳ではなく、これから起こりうる・予想されるハプニングをあらかじめ「話しておく」「説明しておく」ということです。
我が家ではワンオペで出かけなくてはならない時、あらかじめ子供たちに
どこへ行くか
どんな事をするか
なんのために行くか
を説明します。
さて、実際に筆者が試した「言い聞かせ」とはどんなものなのか紹介したいと思います。
ワンオペで三つ子を連れ病院へ行くときに試した「言い聞かせ」とは
まず子供たちに…
- これから病院へ行くこと
- 鼻水がでているから(お咳が出ているから等、その時の症状に合わせて)、お薬をもらいに行くこと
- 病院についたら何をされるのか説明(あーんして、喉を見てもらうよ、お胸の音を聞いてもらうよ、お耳を見てもらうよ等)
- チックン(注射)はしないこと【ここ重要!】
を子どもたちの月齢にあったわかりやすい言葉で説明します。
そして、そのあと子どもたちに「今日どこに行くんだっけ?」と質問。
答えられればOK。答えられなかったらもう一度簡単に説明して、よし、出発~!
そうするとあら不思議、何も伝えず病院へ行った時は病院へつくなり泣いていた長男も、すんなり入ってくれ、大人しく待合室で待てました。
チックンがある時のこと
注射をしなければいけない時、ご家庭によってはゴネられると困るから…と何も言わず病院へ連れて行っていませんか?
我々も、何も知らされず手術室まで連れていかれてこれから麻酔をかけますからね、ってされたら嫌じゃないですか?
なんで?説明してよ!心の準備が…ってなりませんか?
事前に注射の事を伝えると2歳ともなれば「チックン、いやだ!」と返ってきます。
でも我が家では、2~3日前から「あと何回寝たらチックンの日だよ」「チックンしたら体が強くなるよ」「泣いてもいいんだよ」と伝えます。
そして日々の遊びの中でお医者さんごっこをして、当日の流れを再現してみます。
先日も季節柄インフルエンザの予防接種に行ったのですがこの方法を試したところ、すんなり処置室に入り、暴れることなくあっさり終えることができました。
「言い聞かせ」こんな時にも使っています
雨が降っているから
上の子の習い事の送迎だけだから
5分で済む買い物だから
ベビーカーで大人しくしていてほしい…
こんな時も「言い聞かせ」ると結構聞いてくれます。
「雨が降っているから降りると、カッコイイ・かわいいお靴(お洋服)が濡れちゃうよ。」
「お利口に乗っていてくれたらすぐお家に帰れるからおやつが食べられるよ」etc..
暴れだした時に声をかけるのではなく、出かける前に言っておくのがポイントです。
上の子の幼稚園入園の時も使っていた!
我が家の長女は早生まれなので3歳になってすぐ幼稚園に入園しました。
事前にママ友たちから幼稚園に行きたくないと駄々をこねられる話等を聞いていたので、長女にはあらかじめ
「幼稚園はお友達が沢山いて、楽しいところ」
「先生が優しくてピアノやお歌が上手で毎日一緒に遊べる!」
「お友達とお弁当が食べられる」
「かわいいバスにお友達と乗ってドライブしながら幼稚園にいける!」
と幼稚園のポジティブなことを毎日のように話しました。幼稚園入園に関する絵本などを読み聞かせたり。
恥ずかしがりやの長女ですから、とても心配していましたが入園初日からこちらを振り向きもせずバスに颯爽と乗っていき親である筆者がとても寂しい気持ちになったのを覚えています(笑)
もちろん、ダメな日もある
もちろん、事前に言い聞かせたことが出来ない日もあります。
母でも予想していなかったことがあったりして、あたふたすることも。
帰宅してから、こんなことが出来たね!お利口さんに、出来たね!と振り返ることも大切です。
また、我が家でよくやるのが「お利口さんだったことパパに教えてあげようね」と子供たちに伝え、事前に「今日は病院へ行ってお利口にできました」と夫に連絡。
帰宅後夫から褒めて貰うことで、子供たちも喜びます。
最後に
いかがでしたでしょうか、我が家の「言い聞かせ育児」。
100パーセント成功する、とはお約束できませんが事前に説明しておくことで子供たちの心の準備をさせてあげる、というのはとても大切なことだと筆者は考えています。
ぜひ、皆様の育児のヒントになれば幸いです。
文:maco