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小児科医監修!多胎ママに教えたい!感染対策のポイント

小児科医監修 感染症予防のポイント

兄弟姉妹がいるご家庭だと、1人がどこかでもらってきた風邪をみんな順に発症なんてご経験あるのではないでしょうか?
体調を崩した子を隔離しようとしても、日本の住環境や看病できる大人の人数を考えると難しいですよね。
今回、自身も三つ子の叔母という小児科医の藤田先生に多胎児ママができる感染予防対策についてお話を伺いしました

あらすじ

小児科医が多胎ママに教えたい!感染対策のポイント

風邪の隔離は2メートル

インフルエンザや風邪などの気道感染症は、飛沫感染(ひまつかんせん)と言って、咳やくしゃみのしぶきによって感染します。
この飛沫感染にはマスクが有効ですが、家の中で子どもにずっとマスクをつけさせておくのは難しいですよね…。
このウイルスが入った飛沫が、咳やくしゃみでどのぐらい飛ぶかご存知ですか?
約2mです。
多胎育児で別室に隔離したりするのは難しいと思いますが「2メートル」…と思うと、同じ部屋の、端と端で寝かせるだけでも予防対策に◎
※水痘や、麻疹、結核などの空気感染はこの限りではありません

2メートルを測る目安ですが…
一般的な布団の縦の長さが2m10cm。
両手を広げた大きさが、ご自身の身長と同じくらいです。

咳をした時に手についたバイ菌が、ドアノブやスイッチに…

咳を浴びないように隔離するだけでは、感染の拡大は防げません。
咳をした時に手についた飛沫が、手すりやドアノブ、電気のスイッチなどみんなが共通して触る所から接触感染(せっしょくかんせん)するからです。
これに対しては手指衛生が欠かせません
子どもの看病していた大人が感染源にならないようするためにも、正しく手洗いしたいものです。

手洗いを覚えよう!

正しい手洗いとはなんでしょうか?
手のひらをゴシゴシするだけでは、親指や指先、指の間などに汚れが残ってしまいます
手の甲や、指の間。手首もしっかり洗いましょう!
ビオレの手洗いソングが、お話になっていて、子どもでもわかりやすいです。
ぜひ親子で楽しみながら正しい手洗いを身につけましょう!

▼まずはこちらから!歌を覚える動く絵本

▼歌に合わせて、正しい手洗いを練習しよう!手洗い動画はこちら

市販の手指消毒を使うのも◎

市販されている手指消毒を使うのも1つの手です。
また、食事をした場所や共通で使っているおもちゃなど、子どもが触ってうつりそうな部分はアルコールなどの消毒剤で拭くのも効果があると思います。

胃腸炎や流行性角結膜炎も接触感染になるので、基本的な考え方は同じですが、アルコールに抵抗性があるので次亜塩素酸などの消毒が必要です。

まとめ

多胎育児の大変さに、子どもの体調不良が重なると、看病している大人も疲弊してしまいますよね。
ポイントを抑えて、実践可能かつ効果的な感染対策をしてみてください。

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この記事を書いた人

自身も三つ子の姪がおり「多胎マム」の活動にご理解頂き、監修して下さることになりました。
こども病院で小児科医として研修を積み、現在は育児をしながら小児科診療や乳幼児健診などにたずさわっている。

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