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三つ子のうち2人が障がい児だった家族の物語

野上文代

ーとにかく大変だった。三つ子のうち2人が脳性麻痺とわかった時、子どもたちとの心中を決意するほど精神的に追い込まれた。

あらすじ

【野上文代】三つ子のうち2人が障がい児だった家族の物語

今回紹介するのは、三つ子を早産で出産し、二人が脳性麻痺の障がいを抱えながら、ママモデルとしても活躍中の野上文代さんの本です。
野上さんは「障がいの『害』の字をひらがな」で書くことを広めたFプロジェクトの代表も務めています。

1冊目『六つの瞳の光の中で』

三つ子妊娠が分かったときの喜びから、妊娠7ヶ月の早産で超未熟児の三つ子を出産し、うち二人の脳性麻痺の障がいが分かったときに子どもたちと心中を決意するほど精神的に追い込まれたこと、現実を受け入れて前向きに子育てしていく姿が、著者の目線で書き綴られています。

現実は現実として受け入れ、できるだけ多くのことをしてあげよう。歩いたり、しゃべったりできなくても、いろいろな体験をさせて、この子たちの世界を広げてあげよう。そう思うと、ふっと肩の力が抜けた。

のがみ ふみよ『六つの瞳の光の中で』

三つ子育児の苦労、脳性麻痺の手術やリハビリ、療育園、普通幼稚園での三人の様子など、多胎育児をしていればなおさら、苦悩と喜びに共感できるのではないでしょうか。

2冊目『六つの瞳の光に輝らせれて』

ー子どもたちは大きくなり、それぞれの心身の課題と向き合い、母もまた活動の幅を広げシングルマザーに
2冊目『六つの瞳の光に輝らせれて』は脳性麻痺がある多胎児を育てるのも幸せそうだと感じさせられる、大きくなった三人のお子さんとのステキな写真が表紙を飾ります。
こちらの本では小学校入学から、それぞれのペースで成長していく三人の子どもたちについて母親の目線で書かれています。幸福感あふれる表紙の写真の奥には、障がいを抱えた子どもを育てながら、成長していくたびに新たな不安を抱え、時間が経つにつれて、喜びと不安が一進一退となって押し寄せてくる現実があることが伝わってきます。しかし、読み進めるにつれ、希望を持ち前向きに子育てする著者に励まさせるような一冊です。

まとめ

どちらの本も、著者である野上文代さんの、前向きでバイタリティ溢れる姿に、度々勇気をもらえます。文面も読みやすく、まるで著者とおしゃべりでもしているかのように、忙しい多胎ママでも一気に読み進めることができます。
多胎妊娠はリスクも多く、医療的ケアが必要な子どもも少ながらずいます。
特に〝早産〟や〝未熟児〟で産まれるリスクは、どの多胎妊婦さんにもあてはまり、妊娠期から不安に感じている人もいるでしょう。
ただでさえ大変な多胎育児に加えて、障がいの不安が重なり、孤独で苦しい思いをされている方もいるかもしれません。
障がい児や、その家族との関わり方についても「こうすれば良かったんだ」と学ぶことがありました。ぜひ一度手にとって読んで欲しい本です。

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