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【双胎間輸血症候群】TTTSレーザー手術治療体験記

FLP 手術 TTTS 双胎官輸血症候群 体験談 経験

一つの胎盤を共有する多胎児(MD・MMツイン)に起こりうるTTTS=双胎間輸血症候群。
治療の一つとして、胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術=通称FLPと呼ばれる手術があります。
今回はFLP血液凝固術の経験談をご紹介します。

あらすじ

FLP胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術 体験記

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16週でTTTS(双胎間輸血症候群)を発症

16週2日の検診で、双胎間輸血症候群・通称TTTSだと主治医から話がありました。

TTTS(双胎間輸血症候群)の自覚症状

前回の検診から2週間も経っていませんでしたが、その間にお腹が急に大きくなった自覚がありました。
羊水が多くなったのが原因でした。(TTTSは自覚症状がない場合が多いそう)

TTTS(双胎間輸血症候群)が分かったとき

双子の妊娠がわかった時に、多胎妊娠はハイリスクであること。TTTSのことも話を聞いていて、夫婦間での共有もしていました。
実際にTTTSといわれた時は、手術入院になる可能性が高いだろうと考え、まずは当時1歳5ヶ月だった長男を義理の実家に預かってもらえるようお願いしました。

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レーザー治療・FLP血液凝固術を受けるまで

16週2日 TTTS(双胎間輸血症候群)発症

16週2日の検診でわかり、FLP手術のできる病院を紹介されました。
早めに受診した方が良いと指示をもらい、木曜の検診→週明けの月曜日に他県の紹介状先の病院へ。
他県(遠方)への受診で、早期に手術になる可能性もあるので「入院準備をして旦那さんと一緒に行ってください」と言われました。

16週6日 転院先で受診

県外の転院先での初受診。TTTSについて詳しく資料を見ながら説明を受けました。
TTTSの基準は1人が羊水2cm以下・もう1人が羊水8cm以上の差がある場合で、この時は1.5cm〜2cmと7cmほどでした。
基準には至っていませんでしたが、羊水が多い子(受血児の子)の心臓に負担がかかってるので、手術をしてその子の負担を軽くしてあげた方がいいと説明されました。
また、今すぐ入院する必要はないけれど進行の早い病気なので3日に1回は受診した方が良いということで、その日はとりあえず帰宅し、次の検診から入院することになりました。

17週 入院

入院時の説明では…

  • 手術をして双子間の血管を焼くことで、もし1人の子がダメになってしまっても、もう1人の子を救うことができる。逆に、双子間に血液の流れがあったままだと、どちらかが亡くなった時に、2人ともが亡くなってしまう
  • この時、受血児の子の容体は良くなかったのでこのまま妊娠を継続するか、中絶するかの選択も問われました

入院になることや、手術のことについて、ネットでも調べてもいたし、覚悟はしていたつもりでした。
しかし、実際その時になると不安が大きくて先生の話を聞きながら泣いてしまいました。

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FLP血液凝固術・手術前後スケジュール

入院してからは、毎日エコーで赤ちゃんたちの様子をみてもらいました。エコーのたびに「いつ手術をするのかベストか」何人かの先生で話し合ってくれていました。
入院から1週間後の18週0日に手術が決まり、当日の朝7時頃にエコーをして「やはり、今日がベスト!」と最終判断され、その時点から絶飲食し午後から手術になりました。
手術をしたその日の夜を越えられるかがかなり重要とのことでしたが、無事に何事もなく朝を迎えられました。
普通だと手術から2週間ほどで退院できますが、私の場合手術からちょうど1週間後に高位破水(手術した時に穴をあけてるのでそこからの破水)してしまい、入院が伸びました。
結局1ヶ月ほど入院し、元々診てもらっていた県内の病院へ転院しました。
県内の病院でも、とりあえず経過を見るため2週間ほど入院。
退院して2週間ほどでまた高位破水となり、そのまま2ヶ月ほど入院し出産に至りました。
FLP手術をすると平均で33週で出産するらしく、その日を目指していましたが受血児の子はずっと心臓の病気が心配で正産期で体が十分大きく育っていないと助からない可能性が高いと言われていて不安でした。
妊娠中は少しでも胎動が感じられないと不安になり、今日元気でも明日はわからない、そんな毎日で不安に押しつぶされそうになりました。

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振り返ってみて

切迫早産、高位破水2回と不安な妊娠生活でしたが、33w4dで陣痛が来たので緊急帝王切開となり、2人とも無事に産まれてきてくれました。
2000g前後で未熟児だったため、退院してからもフォロー外来には通いましたが健康に育ち、受血児だった子も幸い心臓に目立った異常は無く数回で心臓の外来も卒業できるほどでした☆

これからFLP手術を受ける方へ

今はとても不安だと思います。私も当時はとても不安でした。双子を妊娠できて嬉しかったけど、無事に産まれてきてくれるか怖くて妊娠したこともすぐ周りには言えませんでした。でもSNSで同じ双子ママさんやTTTSの経験者の方を見たり、実際相談に乗ってもらったりしてとても救われました!
赤ちゃんの生命力は凄いです!
赤ちゃんと先生たちを信じて、頑張って下さい!

[sitecard subtitle=TTTSやFLPを受けられる病院一覧 url=https://tatai.mom/tataimom/ttts/]

本記事は読者の方へのインタビューを基に編集部が作成致しました。〝多胎育児の当時者から当時者へ〟の理念の基、実際にご経験された方のメッセージをお伝えしております。
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この記事を書いた人

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