ふたごマナー【多胎児に関わる全ての人に知って欲しいエチケット】

あなたのマナーは大丈夫?
双子・多胎児本人や、その家族と関わる時には特別なマナーがあります。
それぞれのお子様が、自分の人生を自分らしく生きていくために、周りの人が心がけるべき大切なマナーです。

親御さんはもちろん、学校の先生や、親戚、地域の方など…多胎児と関わる全ての人に知ってほしい「多胎児に対するエチケット」=「ふたごマナー」をご紹介します。

双子専門の心理学者・フリードマン博士の「TWIN ETIQUETTE 101」を参考にしています。

「ふたごマナー」
5つのやって良いこと・ダメなこと

1、NGワードとOKワード

【DON’T】聞いてはいけないNGワード

双子・多胎児に会った時に聞いてしまう質問のアレコレ…
ほとんどの人は悪意なく、ごく自然な疑問として聞いてしまうのですが、実はその一言で相手を傷つけてしまっているかも…

  • どっちが年上?
  • もう一人は人見知りなの?
  • どっちが先に歩きはじめた?
  • 自然妊娠?不妊治療?
  • どっちが好みのタイプ?
  • 背の低い子がおしゃべりな方?
  • 双子なのに喧嘩するの?
  • 本当に一卵性?

上記のような質問はマナー違反。
本人たちの前で、「小さい方」「大きい方」という言い方をしたり、「比べられている」と感じる表現はNG

また、身近に多胎児のいない方の中には
「双子は生まれた時から一緒で、心が通じ合っている(以心伝心している)」
「2人で一つ」

と考えている人も多いです。
実際はそうではなく、当然ながら、それぞれ別の人間です。

「それぞれ別の人間として見てくれている」と感じる関わり方をしましょう。

【DO】こんな聞き方がgood!

  • 彼らの名前は?
  • どうやって、それぞれを覚えたらいいかな?
  • あなたの好きなものは?

単胎(1人)で生まれたお子様に接するのと同じように、子どもひとりひとり、それぞれの話を聞くのが「ふたごマナー」です◎

親が心がけたいこと

親は、周りの人たちに個々の違いをわかりやすくするための工夫をしましょう。
お洋服を色違いにしたり、髪型をかえたり、何かわかりやすい目印をつけると、それぞれ一人の人として見てもらいやすいです。

2、多胎育児を語らない

多胎育児に対して、自分の考えを押し付けたり、評価するのはNG!

  • どこが違うの?
  • 双子は二倍大変なんでしょ?
  • 私には無理だ…
  • 私じゃなくて良かった…
  • 私は年子育ててるから、双子と変わらないよね

多胎育児の大変さは、他人が評価して良いものではありません。

3、「双子らしさ」を押し付けない

理想的な双子・多胎児の生き方を作っていませんか?
「双子らしさ」を押し付けることは、マナー違反です。

  • 2人は一番の友だちであるべき
  • 1人になった時、不安になる
  • 2人で1つ(1人では未完成)
  • 双子は喧嘩しないでしょ?

こんな言葉がけはNG!

アニメや漫画、文化的な影響で、いわゆる「双子神話」と呼ばれるものが存在します。
「双子は、お互いのことが分かり、同じように感じ、いつも一緒にいる」という考え方です。
こんな風に理想の双子像を押し付けるのはやめて、「二人でいることも素晴らしいよね」くらいに留めておきましょう。
双子・多胎児間の関係性にも当然、良い時・悪い時があります。

4、子どもが1人でいる時に言ってはいけないこと

子どもが一人の時に「いつも一緒に居て当然」「相手のことを考えていて当然」と感じるような関わり方はやめましょう。

  • もう一人はどこ?
  • 一人で持ってきたの?もう一人の分は?
  • 双子の関係が悪くなったの?
  • 一人がいなくて、もう一人は惨めな気分?寂しい?

それぞれ一人で行動する時間があるのは、双子・多胎児にとって素晴らしいことです。
一人で行動している時には
「一人になるのも簡単じゃないよね」
「自分の時間を作って素敵だね!」
と、一人の時間を作った労をねぎらいましょう。

5、他の兄弟がいる時に双子にばかり気を取られない

他の兄弟がいる時に、多胎児ばかりに注目するのはNG!
兄弟にも目を向けましょう。

双子・多胎児の関係性だけではなく、兄弟を含めた関係性を聞いたり、同じように名前や年齢、好みを聞いたり…多胎児の兄弟にも、多胎児本人と同じように目を向ける=兄弟への気遣いも「ふたごマナー」の1つです。

まとめ

読んでみれば「納得」「当たり前」のことかもしれませんが、双子・多胎児に関する知識がない人にとっては「言われないとわからない」ことかもしれません。

このような双子・多胎児に対するエチケット=「ふたごマナー」は、学校の教師や保育士、医師や看護師等…子どもの教育・養育に関わる専門家も知らないことがほとんどです。
(双子・多胎児と関わる際に特別なケアが必要だと学ぶカリキュラムがないのが現状です)
進級・進学の事前面談や、親戚で集まる時…このページの内容を伝えておくのも良いですね◎

多胎児として生まれた子どもたちが、多胎児として生まれたことで苦しくならないよう、周りの大人がきちんとエチケットを守って行きたいですね!

※文化的な違いや、英語だとしっくりくるけど日本語だとわかり辛い表現は、適宜言い回しを変えたり、削除して紹介しております。原文はこちら

多胎マム編集部

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プロフィール
  1. みどり

    英語のBrothersやSistersとちがって、日本語では兄弟、姉妹を区別する言語ですし、双子ちゃんにも、どっちがお姉さん?大きい子の方?とかNGワードを連発していた自分がマナー違反だったと反省。言われてみれば納得だけど、多胎育児に関わる前はどれも無頓着でした。「双子マナー」が世間の常識になっていってほしいものですね。

    • 多胎マム編集部多胎マム編集部

      みどりさん

      コメントありがとうございます!
      確かに、英語のBrothers、Sistersと違って、日本語では兄弟・姉妹を区別しますよね。
      言語的な背景も、多胎児にとって苦しい環境要因なのかも…?
      勤めて比べる言い方を避けて、ふたごマナーを守っていきたいですね。

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