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双子エスカレート症候群!? 双子育児が2倍以上大変な理由と5つの対策

「双子だと育児の大変さは2倍以上!」なんて聞いたことはありませんか?
単に子どもが2人いる以上に双子が大変になる理由の一つが、この双子エスカレート症候群(Twin Escalation Syndrome:TES)
この記事では双子エスカレート症候群の解説と5つの対策を紹介します。

あらすじ

双子育児が2倍以上大変な理由
〝双子エスカレート症候群〟とは

双子エスカレート症候群とは?

「双子エスカレート症候群」という言葉、あまり馴染みがなく初めて見たという方がほとんどだと思いますが、多胎育児に関わる人なら、きっと心当たりがあることだと思います。

双子エスカレート症候群とは
多胎児の1人の行動がもう1人に影響して干渉し合うことで、喧嘩やかんしゃくなどの不適切とされる行動がエスカレートすること。

三つ子や四つ子だと、さらに増悪していくようです。

これは、赤ちゃん〜学童期のいつでも起こり得ます。

例えば、1人が泣き始めると、もう1人がより大きな声で泣き叫び、さらに泣き始めた方も激しく泣き…たたかれた方がより強く殴り返し喧嘩が激化など…多胎育児をしていいれば少なからず経験があるのではなでしょうか。

双子エスカレート症候群の原因

一般的に子どもが親の注目を得るために不適切な行動をすることはよくありますが、多胎児ではさらに、分散されがちな親の注目を自分に得ようと競争することが、双子エスカレート症候群の根源にあります。

イヤイヤ期に代表される2歳〜未就学児の困った行動は、葛藤が言葉で表されずに態度に出てしまう行動ですが、赤ちゃんの頃から見られる双子エスカレート症候群の原因はより本能的な部分にあると考えられており、多胎児たちがお互いの行動をまねて、やられた以上にやり返すことで悪循環に陥っていきます。

親の注目を集めることが一番の目的なので、叱られても悪びれる様子がなく、叱っているそばから多胎児のもう一方が、見逃せない悪事を働くなんてことも。

多胎児の関係性により発症しない場合も

また、双子エスカレート症候群が発生しない場合もあり、中には1人が怒り狂うと、もう1人は急に静かになってしまうという場合もあります。これも1人の困った行動を、もう1人が本能的に補っているようです。

本能的に起こりうる双子エスカレート症候群5つの対策

1、まず自分が落ち着く

保護者が双子エスカレート症候群に巻き込まれないことが大切です。
これは言うは易し、行うは難しですよね。
双子エスカレート症候群が発症している時に、この状況を今すぐ打開しなければ…!!と親も少なからずイライラスイッチが入ってしまいますよね。しかし、親が声を荒げるのは油に火を注ぐようなもので、事態はより悪化してしまいます。収集がつかない多胎児の喧嘩にイライラしますが、双子エスカレート症候群という現象が起きていると思えば少し割り切ることもできるときもあるかもしれません。

2、物理的に離す

双子の行動がエスカレートしていくのに直面したら、まずお互いが干渉しあわない程度の距離を作ることが大切です。
この時、離れて落ち着くべき場所を選ぶときは、悪い気分を持ち込みたくない(安心して過ごしたい)寝室やベビーベッドのあるような場所は望ましくないようです。
閉塞的になっている家から、玄関やベランダなどに一歩出て空気を吸うだけもリフレッシュになります。

3、タイムアウト

スポーツの「タイムアウト」と同じで、一定の間、冷却時間を作る方法です。
タイムアウトが有効なのは3歳以上で、年齢×1分の時間を超えないようにします。
(例:3歳なら3分、5歳なら5分まで)
3歳前であれば次の「④気晴らし」が有効です。
保護者のタイムアウトには深呼吸で心を空っぽにし、20秒数えることも有効だと言われています。

4、気晴らし

行動がエスカレートしていく前に新たな遊びを提案したり、一緒に遊びの輪の中に入って気晴らしを試みます。(これができる余裕がないから喧嘩になってしまう…というのが多胎ママの本音とは思いますが…)
気晴らしの方法は年齢によって異なり、幼児であれば、おもちゃや手遊び、歌などでも気が引けられます。もう少し大きくなると、本の読み聞かせをしたり、家事のお手伝いなどに参加させたりするのも一つの手です。

5、競争を減らす

多胎児間の競争を減らすことは、双子エスカレート症候群が発症している時というよりは、重症化を防ぐために普段から行う予防線です。
ものを取り合ったり、我れ先にと競いがちな多胎児たちですが、その衝突を最小限にする工夫をします。常に多胎児が一緒に過ごすのではなく、子ども1人ずつに向き合う時間を作り、子どもたちそれぞれの興味、意見、才能を認め、それを積極的に褒めることで、不適切な方法で親の注目を集める必要性が減るため根本解決につながります。

さいごに

いかがでしたか?
「双子エスカレート症候群」と聞いてピンと来た方も多いのではないでしょうか?
他でもないママや大人たちの注目を集めたい、本能的な行動なのですね。
一人一人をちゃんと見ているよ、思っているよと伝え続けるのが根本的な解決になるのかもしれません。

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この記事を書いた人

双子ちゃん、三つ子ちゃん、四つ子ちゃん…
多胎児ママによる多胎児ママのためのキュレーションサイト「多胎マム(tatai.mom)」です。

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