超重要!“膜性診断(まくせいしんだん)”て何?

膜性診断とは?

多胎妊娠すると話題になるのが「何卵性か?」という話です。

「双子妊娠したの!? 一卵性?二卵性?」
「四つ子ちゃんてことは、四卵性なの!?」

多胎妊娠を報告すると、上記のような疑問を投げかけらることがほとんどです。
このように『何卵性か?』という診断を【卵性診断】といいます。

多胎妊娠のリスク評価は膜性診断が超!重要!

もし自分や身近な人が多胎妊娠した時に気にして欲しいのは
卵性診断よりも<【膜性診断】です

「膜性診断」とは?

羊膜(赤ちゃんを包む膜)と胎盤によって分類する方法です。
この膜性診断によって、赤ちゃんたちに起こりうる様々なリスクを評価することができます。
多胎妊娠の場合、早期からの膜性診断を行うことで胎児のリスクを評価し、以後の管理を行うことが重要になってきます。

【出典】病気がみえる 産科

双子(双胎)の膜性診断には、以下の3つの種類があります。

2絨毛膜2羊膜双胎(DD双胎)

ふたりの赤ちゃんが別々の膜に包まれた空間にいて、それぞれの赤ちゃんに専用に胎盤がひとつずつあります。

DD双胎は、双胎妊娠の中では最もリスクが低いです。これは同じ子宮の中にたまたま別個のふたりがいるだけで、ふたご同士で影響し合うことがないためです。
このため、DD双胎をみていく上で大切なのは以下の2点です。

1 お腹が大きいので切迫早産に注意する
2 お母さんに負担がかかるので妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群に注意する

1絨毛膜2羊膜双胎(MD双胎)

ふたりの赤ちゃんは別々の膜に包まれた空間にいますが、胎盤はひとつの胎盤をふたりで分け合って使っている状態です。

MD双胎は、DD双胎に比べるとリスクが高い妊娠です。これは胎盤をふたりの赤ちゃんが共有しているために、DD双胎でおこりやすい合併症のほかに「MD双胎妊娠特有の合併症」があるからです。ここで注意すべきことは以下の3つです。

1 双胎間輸血症候群(TTTS)
2 一児発育遅延
3 一児死亡

いずれもとても大切な知識なので、MD双胎を妊娠されたお母さんは必ず知っておきましょう。
膜性診断の次の項目でそれぞれについてご説明します。

1絨毛膜1羊膜双胎(MM双胎)

ふたりの赤ちゃんが同じ空間にいて、胎盤もひとつしかない状態です。ふたりのへその緒が絡み合ってしまうことも多く、双胎妊娠の中では最もリスクが高い状態です。

MM双胎はMDと比べてもさらにリスクが高い妊娠です。これはMD双胎のリスクに加えて、ふたりの赤ちゃんが同じ空間にいるため、へその緒がからまって突然亡くなってしまうことがあるからです。

双胎の場合でも、24週頃から管理入院になるケースが多いです。

3つ子以上の場合の膜性診断

三つ子以上の場合も赤ちゃんを包みこむ羊膜の数と、胎盤の数で診断します。

例えば「二絨毛膜三羊膜性品胎」の場合3人それぞれに羊膜で別れた部屋があり、胎盤を共有する2人が居る。ということになります。

三つ子は品胎(ひんたい)
四つ子は要胎(ようたい)
五つ子は格胎(かくたい)
と言います。

多胎妊娠がわかったら膜性診断をしてもらおう!

多胎妊娠がわかったら妊娠初期の内に、必ず膜性診断をしてもらいましょう。
膜性診断をしてもらうことで、妊娠中のリスクを予想し、注意して観察していくことができます。

それでも気になる、卵性診断

妊娠中のリスクをはかる上で大事なのは膜性診断ですが
多胎妊娠をするとやっぱり気になるのが「何卵性か?」
そっくりなの?性別は?等 気になると思います。
卵性診断の詳細はこちら▼


多胎マム編集部

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